X100V後継機を検討する方に向けて、まずX100Vとは何かと後継機X100VIの比較、X100Vがなぜ買えないのかという生産終了の背景、さらに話題となったX100Vの炎上の経緯、X100Vの定価はいくらだったのかという実勢の推移まで整理します。
加えて、X100VIが買えない状況や抽選予約の実情、X100VIのメリット、在庫回復に伴うX100VIの価格低下の兆し、Bic cameraでの取り扱い情報、発売日や90周年Limited Editionの定価も解説します。
操作のコツをまとめたX100VIの使い方、単焦点の描写とデジタルテレコンに関わるX100VIのレンズの特徴、各種X100VIレビューの論点も網羅します。購入判断に必要な事実関係を一望でき、今選ぶ価値を具体的に把握できます。
- X100VとX100VIの主要スペックと立ち位置を理解できる
- 入手性と抽選予約の背景、価格推移の全体像が把握できる
- 使い方とレンズ運用の実務ポイントが分かる
- どんなユーザーにX100VIが適しているか判断できる
X100V後継機の魅力と結論
●このセクションで扱うトピック
- X100Vとは後継機X100VI比較ポイント
- X100Vがなぜ買えないのかと生産終了理由
- X100V炎上の背景とユーザーの反応
- X100Vの定価はいくらで推移したか
X100Vとは後継機X100VI比較ポイント


X100シリーズは、レンジファインダーライクな操作系と固定23mm F2レンズという核を維持しながら、世代ごとに撮影体験を磨いてきました。X100VとX100VIの違いは、単なるマイナー更新ではなく、静止画・動画・AF・安定性の各要素が同時に底上げされた点にあります。
特にX100VIは最新センサーと画像処理エンジン、ボディ内手ぶれ補正、被写体検出AF、6.2K動画、REALA ACEの追加によって、携行サイズのまま表現領域を実用的に拡大しています(出典:富士フイルム公式製品ページ)。
●センサーと画像処理での差分
X100Vは約2610万画素のX-Trans CMOS 4とX-Processor 4の組み合わせでした。X100VIでは約4020万画素のX-Trans CMOS 5 HRとX-Processor 5に刷新され、質感描写や微細ディテールの再現性が大きく前進します。高画素化はクロップ余力にも直結し、後述のデジタルテレコン運用(35/50/70mm相当)でも画質を保ちやすくなりました。常用感度はISO125から、拡張側はISO64~51200の運用が可能で、明部・暗部の可搬性が広がります。
●安定性:ボディ内手ぶれ補正(IBIS)
X100VはIBIS非搭載でしたが、X100VIは5軸最大6.0段の補正量を確保します。夕景の街スナップや屋内の低照度シーンでシャッタースピードを1~2段分余裕を持たせられるため、ISO上昇を抑えつつ解像感を保ったまま歩留まりを高められます。固定レンズ機でIBISが効く恩恵は大きく、日常・旅撮影の成功率を底上げします。
●AF:被写体検出の追加と追従性
ディープラーニングを活用した被写体検出AFがX100VIで新搭載され、人・動物・鳥・車・バイク・自転車・電車・飛行機(ドローンは飛行機設定)などへの認識が可能になりました。静物中心の運用でも、人物や移動体を捉える場面で合焦までのプロセスが簡略化されます。位相差AFの有効エリアと予測アルゴリズムの改良により、スナップの瞬発力が向上します。
●ファインダーと表示系
アドバンスト・ハイブリッドビューファインダーは両機共通の特徴ですが、X100VIは0.5型 約369万ドットEVFで視認性を確保。OVFで周辺状況を把握しつつ、必要に応じてEVFのプレビューで露出と色を詰める使い分けができます。チルト式3.0型約162万ドットモニターは、ロー・ハイアングルの素早い対応に役立ちます。
●表現機能:フィルムシミュレーションとND・シャッター
X100VIは全20種のフィルムシミュレーションにREALA ACEが追加され、ナチュラル寄りの発色を得たい場面でも選択肢が広がりました。内蔵ND(約4段)と電子シャッター最速1/180000秒の組み合わせにより、強い日差し下での開放撮影や意図的な長時間露光など、固定レンズ機ながら表現の自由度が高まっています。
●デジタルテレコンと実効画素
高画素化により、X100VIはクロップ運用でも解像余力を確保しやすくなりました。概ねの目安は以下の通りです。
- 35mm相当(等倍):約40MP
- 50mm相当(クロップ):約20MP
- 70mm相当(クロップ):約10MP
Webや紙面での一般的なサイズなら、70mm相当でも十分な画質を得られるケースが多いでしょう。
主要仕様比較(要点)
項目 | X100V | X100VI |
---|---|---|
センサー | 約2610万画素 X-Trans CMOS 4 | 約4020万画素 X-Trans CMOS 5 HR |
エンジン | X-Processor 4 | X-Processor 5 |
手ぶれ補正 | なし | 5軸 最大6.0段 IBIS |
ファインダー | アドバンスト・ハイブリッド | アドバンスト・ハイブリッド(0.5型EVF 約369万ドット) |
動画 | 4K中心 | 6.2K/30P、4K HQなど |
新機能 | ― | 被写体検出AF、REALA ACE |
シャッター | メカ~1/4000秒 | 電子~1/180000秒(メカ~1/4000秒) |
ISO(標準/拡張) | ISO160~12800/拡張あり | ISO125~12800/ISO64~51200 |
ND | あり | あり(約4段) |
サイズ・重量 | 実用的軽量 | 約128×74.8×55.3mm・約521g(電池/カード込) |
X100Vユーザーが感じていた「手ぶれ補正が欲しい」「画素数の余裕が欲しい」という要望点を、X100VIはサイズ感をほぼ維持したまま解決しています。スナップから旅、家族写真まで一台完結を求める場合、上位互換的な選択肢と考えられます。
X100Vがなぜ買えないのかと生産終了理由
X100Vは発売後に需要が爆発的に伸び、長期にわたって供給が追いつかない状態が続きました。背景には、携行性と描写、操作性のバランスが幅広い層に支持されたこと、SNSやレビューを通じた想起の増大、テレワークや旅行再開局面での撮影需要など複数の要因が重なったことが挙げられます。
その後、メーカーは後継機X100VIへのモデルチェンジを進め、受注停止前のバックオーダー消化を優先した上で、国内販売終了の判断に至りました。これにより新品の入手は実質困難になり、中古市場での価格上振れや在庫の局地集中が発生しました。
供給サイドの観点では、固定レンズ機であっても需要急増時はサプライチェーン全体の調整に時間を要します。人気の高止まりは、製造キャパシティの段階的な増強だけで短期に解決できるものではなく、結果として正規流通の在庫は入荷と同時に枯渇しやすい状態が続きました。
二次流通では一時的にプレミア価格が形成され、同価格帯まで上がった場合には、上位性能のX100VIを正規ルートで狙う方が総合的な費用対効果が高い選択になりやすいと考えられます。
現在は後継機が現行モデルとして店頭の中心にあり、抽選や先着予約、再入荷通知の活用が現実的なアプローチです。正規販売店での購入は保証やアフターサポートの面で安心感があり、長期利用を見据えるならば非正規ルートの割高個体に手を出す必要性は低いでしょう。需要が一巡すれば在庫は徐々に安定に向かう傾向があり、適正価格帯での入手機会も増えます。
要するに、X100Vが買いづらかった最大要因は過剰な需要と後継機への切り替えタイミングにあります。新品を追う合理性は薄く、同等以上の画質・安定性・操作性を備えるX100VIの検討が、価格・保証・将来性の観点で納得度の高い結論になりやすいと言えます。
>>>高級コンパクトデジタルカメラ「FUJFILM X100V」販売終了のお知らせ
X100V炎上の背景とユーザーの反応
X100Vに関して広く議論を呼んだ出来事として、公式プロモーション動画を巡る炎上があります。問題視されたのは、街頭での撮影シーンにおいて被写体や周囲の人々への配慮が不足していると受け取られる描写が含まれていた点です。
※動画は現在非公開ですが、街中で嫌がっているように見える人に撮影している内容が垣間見える動画です。
横から失礼。富士フイルムの『FUJIFILM X100V』公式プロモーション動画で鈴木達朗カメラマンが街中で手当たり次第に一般の人の顔を含む姿を一方的に撮影するシーンが話題になっています。非常識なカメラマンには驚かされますが、罪に問うのが難しいというのが歯がゆいです。https://t.co/fpw0it2dwB
— 令和電子瓦版(代表:松田隆) (@rd_kawaraban) February 7, 2020
SNSや掲示板を中心に「プライバシーの侵害につながるのではないか」「ストリートスナップ文化への理解が不十分ではないか」といった意見が噴出し、短期間で大きな話題となりました。メーカー側は速やかに動画を配信停止とし、公式サイト上で謝罪コメントを発表しました(出典:「FUJIFILM X100V」プロモーション動画の配信停止について )。
この件は、写真表現におけるクリエイティブな自由と、公共空間でのマナーや法的配慮とのバランスがいかに難しいかを浮き彫りにしました。特に、見知らぬ人を無断で撮影する行為は、肖像権やプライバシーの観点からも慎重さが求められます。ユーザーの反応は多岐にわたり、
一方では「ストリート写真は本来そうしたリアルな瞬間を捉えるものだ」という擁護の声がある一方で、「メーカーが公式の場でそのような表現を発信することは誤解を招く」とする厳しい意見も多数寄せられました。
後継機X100VIの発表・訴求に際しては、こうした経験を踏まえた配慮が不可欠です。製品の性能を紹介するだけでなく、ユーザーが安心して撮影活動を行えるよう、撮影マナーや公共空間でのルール意識を啓発する姿勢が信頼性の向上につながると考えられます。結果として、この炎上は単なる一過性の問題ではなく、メーカーとユーザー双方に「撮る側の責任」を再確認させるきっかけとなりました。
X100Vの定価はいくらで推移したか
X100Vは発売当初からメーカー希望小売価格がオープン価格とされ、販売店ごとに実勢価格が形成されてきました。発売直後の2020年頃はおおむね16〜17万円前後で流通していましたが、その後の需要増加と供給不足が重なり、実売価格は段階的に上昇。2022年以降には新品価格が20万円台に突入し、2023年頃には25万円前後の表示が一般的になるケースも確認されました。
中古市場においても同様の動きが見られ、良好な状態の個体では20万円台前半の価格がつくことも珍しくありませんでした。終売が公表された後は、希少性の高まりから価格のバラつきが一段と拡大し、付属品の有無や本体カラー(特にシルバー)はプレミアム価格を形成する要因となりました。市場動向を整理すると以下のように推移しています。
時期 | 新品の一般的な価格帯 | 中古の一般的な価格帯 |
---|---|---|
発売直後(2020年) | 約16〜17万円 | 約14〜15万円 |
需要増加期(2021〜2022年) | 約18〜22万円 | 約16〜19万円 |
終盤期(2023年以降) | 約23〜25万円以上 | 約20〜23万円 |

FUJIFILM X100V [ブラック] の価格推移グラフ
こうした価格の推移は、需要と供給のアンバランスを如実に示しています。特に終売後は、新品に近い状態の個体が中古市場に流れると高値がつきやすく、価格の安定性は大きく損なわれました。現行の後継機X100VIは機能面で大幅な進化を遂げながらも公式定価が約26万円台で提示されており、性能・保証・将来性を考慮すると総合的な価値ではX100VIが有利と評価できます。
結果的に、X100Vは新品・中古ともに現行機と競合する価格帯に位置することが多くなり、購入者にとっては「希少性を重視するか」「最新性能を選ぶか」という判断軸が明確になっています。
X100V後継機X100VIを買うべき理
●このセクションで扱うトピック
- X100VI発売日と抽選予約の入手難
- X100VIメリットを徹底解説
- X100VIの使い方とレンズ性能
- X100VIレビューと価格低下の動向
- X100VI Bic cameraでの購入情報
- X100VI 90周年Limited Edition定価
- まとめ:X100V後継機は今買う価値がある
X100VI発売日と抽選予約の入手難
X100VIは2024年3月28日に正式発売されました。発売当初は非常に注目度が高く、各大手量販店やカメラ専門店では通常の予約販売が難しく、抽選方式が採用されるケースが目立ちました。特にヨドバシカメラやビックカメラなどの量販店では、会員登録や購入履歴を条件に応募が可能となる形式が多く見られ、これにより入手のハードルがさらに高まったと指摘されています。
また、一部の店舗では先着予約を導入しましたが、販売開始から数分以内に予定数が埋まるケースが頻発し、ユーザーの間では「アクセス集中で予約が完了できない」といった声も広がりました。こうした状況は、前機種X100Vの人気に加え、供給体制が立ち上がった直後で生産台数が限られていたことも背景にあります。
その後、数か月を経て徐々に供給は安定化しつつあり、店舗によっては通常の予約受付や定期的な再入荷が告知されるようになっています。ただし依然として需要は高く、転売市場ではプレミア価格が形成される事例も続いています。そのため、再入荷通知サービスや正規販売店の予約枠を活用する一方で、過度に高騰した中古や転売品に手を出さない姿勢が現実的かつ賢明といえるでしょう。
メーカー公式の発表によれば、X100VIは世界的に高い需要が見込まれており、安定供給まで一定の期間を要する見通しが示されています。
X100VIメリットを徹底解説
X100VIは、単なるマイナーチェンジにとどまらず、カメラとしての完成度を大幅に高めたモデルです。
●高精細な描写力とトリミング耐性
最大の進化は、約4020万画素のX-Trans CMOS 5 HRセンサーにあります。高解像度によってクロップ撮影時でも精細さを失わず、風景撮影では細部まで豊かなディテールを表現可能。スナップ撮影では、構図が多少ずれても後処理でトリミングする余地が広がり、自由度の高い写真編集が可能となります。
おすすめユーザー:風景写真を大判プリントする方や、構図を後から追い込みたいストリートフォトグラファー。
●夜景・室内で力を発揮する手ぶれ補正

5軸最大6.0段のボディ内手ぶれ補正(IBIS)は、従来のX100Vにはなかった大きな強化点です。夜景や暗所での手持ち撮影でもシャープさを保ちやすく、三脚を持ち歩けない状況でも安定した撮影が可能です。ISO感度を低く抑えてノイズを減らせるため、よりクリーンな仕上がりを得られます。
おすすめユーザー:夜の街スナップを楽しみたい人、旅行先で三脚を使わず撮影することが多い人。
●被写体検出AFによる信頼性向上
ディープラーニングを活用した被写体検出AFを搭載し、人・動物・鳥・自動車・飛行機まで幅広い対象を自動認識します。動体への追従精度も高く、従来以上に撮影の成功率が向上しました。
おすすめユーザー:日常スナップを確実に残したい人、動きのある被写体を撮る機会が多いユーザー(ペットや子ども、乗り物など)。
●JPEG撮って出しの表現力を広げるフィルムシミュレーション
クラシッククロームやVelviaなど従来の人気シミュレーションに加え、新たに「REALA ACE」が追加され、全20種類のフィルムシミュレーションが選択可能になりました。自然な発色と立体感を両立したREALA ACEは、編集をせずにそのまま作品性の高いJPEGを仕上げることを可能にします。
おすすめユーザー:RAW現像に時間をかけず、撮って出しで完成度の高い作品を求めるユーザー。
●動画制作でも活躍する機能
6.2K/30Pや高画質な4K HQモードに対応し、写真中心のユーザーでも高品質な動画撮影に挑戦できます。YouTubeコンテンツやショートムービー制作にも対応可能で、映像制作の幅を大きく広げます。また、C2C(Camera to Cloud)対応により、撮影データをそのままクラウドへアップロードし、編集者と即座に共有することが可能です。
おすすめユーザー:写真と動画を両立したいハイブリッドクリエイター、効率的に制作フローを進めたいプロ・セミプロユーザー。
●携行性とデザイン性の両立
約521gという重量で、常に持ち歩いても負担が少ないコンパクトサイズを維持。クラシカルなデザインと実用的な性能を兼ね備えたことで、日常の街歩きから旅行、仕事での取材まで幅広く活躍します。
おすすめユーザー:大型機材を避けつつも、高性能を妥協せずに携行したいユーザー。
X100VIは「高解像」「手ぶれ補正」「高速AF」「多彩なフィルムシミュレーション」「動画対応」のすべてを兼ね備えたバランス型カメラです。
- 作品性を追求する写真愛好家
- 動画制作を兼業するハイブリッドユーザー
- 旅行や日常で軽快に撮影したいユーザー
- RAW現像に頼らずJPEGで完結させたい人
といった幅広い層にフィットします。サブ機のサイズ感でありながら、メイン機としても十分な性能を備えており、長く使える投資価値の高いモデルといえるでしょう。
X100VIの使い方とレンズ性能

X100VIの操作体系は、クラシカルなフィルムカメラを思わせるダイヤルベースの設計に特徴があります。上部にはシャッタースピードダイヤルと内蔵ISOダイヤルが搭載され、絞りはレンズ側のリングで操作できるため、露出の三要素を直感的にコントロールできます。一般的なデジタルカメラに多いPASMダイヤルは搭載されていませんが、露出の仕組みを理解しているユーザーにとっては、シンプルかつ迅速に設定を追い込める操作系となっています。
ファインダーにはアドバンスト・ハイブリッドビューファインダーを採用しており、光学ファインダー(OVF)と電子ビューファインダー(EVF)を切り替えて使用可能です。OVFは被写体の動きやフレーミングを遅延なく確認できる利点があり、スナップ撮影や動体を追うシーンで強みを発揮します。一方のEVFは、露出や色味を撮影前に正確に確認できるため、仕上がりを意識した撮影や光量の変化が激しい環境で有効です。
固定式のフジノン23mm F2レンズ(35mm判換算で35mm相当)は、高い解像性能を誇り、スナップやポートレート、風景まで幅広く対応します。さらに、デジタルテレコン機能により50mm相当、70mm相当の画角をクロップで再現できるため、単焦点でありながら実用的な焦点距離の選択肢が広がります。
実効解像度の目安
画角 | 記録画素数の目安 | 解像度(ピクセル換算) |
---|---|---|
35mm相当(等倍) | 約40MP | 5152×7728相当 |
50mm相当(クロップ) | 約20MP | 3648×5472相当 |
70mm相当(クロップ) | 約10MP | 2592×3888相当 |
70mm相当ではピクセル数が減少するものの、A4サイズのプリントやWebでの使用には十分な解像度を確保できます。また、内蔵NDフィルターは最大4段分の減光が可能で、日中でも開放F2を活かしたボケ描写を楽しめます。さらに電子シャッターは最速1/180000秒まで対応しており、強烈な日差しの下でも白飛びを抑えた撮影が実現します。
おすすめレンズ関連商品と特徴
X100VIはレンズ固定式ですが、コンバージョンレンズや純正アクセサリーを用いることで、表現の幅をさらに広げられます。
ワイドコンバージョンレンズ WCL-X100 II
- 焦点距離:35mm相当から28mm相当に拡張
- 特徴:広がりのある風景写真や建築撮影に最適。歪曲収差を抑え、周辺までシャープな描写を維持。
- おすすめユーザー:旅行や自然風景の撮影を楽しむ人。
テレコンバージョンレンズ TCL-X100 II
- 焦点距離:35mm相当から50mm相当に変換
- 特徴:人物ポートレートやディテール重視のスナップに適し、自然な遠近感を保ちながら被写体を強調可能。
- おすすめユーザー:ポートレートや街角スナップで被写体を際立たせたい人。
純正アダプターリング AR-X100 + プロテクトフィルター PRF-49
- 役割:フィルター装着に対応し、防塵防滴性能を強化。
- 特徴:NDフィルターやPLフィルターを利用する際にも必須の組み合わせ。
- おすすめユーザー:アウトドアや悪天候下で撮影する人。
アクセサリーとの組み合わせで広がる可能性
- サムレスト:ホールド感を高め、長時間撮影でも安定。
- スクエアフード:逆光耐性とデザイン性を両立。
- ソフトレリーズボタン:シャッター操作の感触を向上。
X100VIは固定レンズながら、純正コンバージョンレンズやアクセサリーを組み合わせることで、多焦点域・多用途に対応する「拡張性の高いカメラ」へと進化します。ユーザーの用途に応じたアイテムを選ぶことで、スナップから風景、ポートレート、旅行まで幅広い撮影シーンをカバーできるのが大きな魅力です。
X100VIレビューと価格の推移の動向
X100VIに関する各種レビューでは、その総合性能に対する高い評価が目立ちます。特に新搭載の4020万画素センサーと第5世代の画像処理エンジンによる高精細描写は、多くのユーザーから「解像感が一段と向上した」と評価されています。さらに、IBIS(ボディ内手ぶれ補正)の導入により、低照度環境でも安心して撮影できる点が従来機との差別化ポイントとなっています。
JPEG撮って出しの完成度についても肯定的な意見が多く、フィルムシミュレーションの仕上がりが自然かつ多彩であることが、ユーザーの満足度を押し上げています。また、携行性の高さとクラシックデザインの両立は、日常から旅行まで幅広い用途に適していると評価されています。オートフォーカスに関しては、ディープラーニングベースの被写体検出アルゴリズムにより、第4世代に比べて追従性と精度が向上し、特に動物や人物を撮影する際に実用性が高いとされています。
以下は購入者の意見をまとめたものです。
●良い点(ポジティブ評価)
- デザインが秀逸でレンジファインダー風の外観に見惚れるほど美しい
- X100シリーズはXシリーズの思想を最も体現しているという評価
- 画質が最高クラスでX-Trans CMOSによりモアレや偽色が出にくく解像力が高い
- RAWのダイナミックレンジが広く作品づくりに十分対応
- 必要なダイヤルが揃いカスタマイズ性(タッチFn含む)が豊富
- ハイブリッドビューファインダーでOVF/EVFを任意に切替できる利点
- 動画切替以外の操作全般に大きな不満がないという評価
- 家族とのお出かけなど一般的な使い方ではバッテリー切れの心配が少ない
- おでかけ・旅行用途でデザインと携帯性のバランスが高い
- フラッシュ内蔵・ND内蔵・IBIS・高画素クロップ・49mmフィルター対応・4K動画など機能が充実
- ズーム以外は何でもこなせる万能コンデジという評価
- 液晶表示が高品質で見やすい
- グリップ追加なしでもホールドに問題なしという意見もある
- 総評としてカメラそのものは完璧級という高評価(メーカー姿勢は別とする意見)
- 所有欲を強く満たすデザインでカスタムの楽しさ(サードパーティ含む)
- APS-Cとして普段使いに十分な画質で常用ISO 3600程度も許容という声
- フィルムシミュレーションが良い味を出しJPEG運用が快適
- 基本はオートや絞り優先で簡単に扱えるという操作面の評価
- 操作設定を7つ登録できる点を歓迎
- 普通の撮影ならバッテリーは1日もつという評価
- USB-C充電対応が便利
- ストラップ運用での携帯が前提ならサイズは気になりにくいという見解
- 機能はカメラとして十分以上でRAW/JPEGの使い分けも柔軟
- 背面液晶は十分きれいでEVFも必要十分
- カスタムパーツ追加でホールド感を高められる拡張性
- サブ機・スナップ用として極めて相性が良いという評価
- 名機に仕上がっているという総評
- 在庫が少ないため見つけたら購入を勧める声
- 使い勝手の良いゾーンAF設定などでAFが大きく改善という体感
- RECをファンクションに割り当て可能になり動画撮影がしやすくなった
- 画像のスマホ転送が電源オンでもリアルタイムで可能になり家族共有が快適
- ミラーレスやスマホより使用頻度が増えコスパも良いという実感
- コンパクトで気軽に撮れるカジュアルさ自体が性能の一つという評価
- 家族の日常を撮る用途にとても合う
- ハイブリッドビューファインダーのブライトフレーム撮影体験が楽しい
- ダイヤル操作を積極的にいじる楽しさがある
- 液晶はX-T系やX-E/X-M系より大きく見やすいという比較評価
- レンズメイト等のサムレスト追加で不安なくホールド可能
- 4000万画素で繊細・精細な写りとクロップ実用性の向上
- IBISが高画素の微ブレ防止に有効
- 光学ファインダーは見やすさがEVFと段違いという高評価
- バッグ収納性はAPS-Cミラーレスより有利という見解
- クロップで35/50/70mm相当が使え主要な画角を概ねカバー
- 背面液晶の見やすさは良好
- デザインがファンの多さにつながるという認識
- 上位機X-H2/X-T5相当のセンサーとCPUで画質面の満足度が高い
- 4000万画素によりデジタルクロップが活きる
- 手ぶれ補正がとてもありがたいという実感
- 防塵防滴ではない点の注意喚起を踏まえつつも総合評価は高い
- X-T5と同じセンサーで画質は当然良いという肯定
- 量販店価格で買えるなら絶対買いという強い推し
- X-T5/XT50+23mmと似た絵が撮れるがそれでもX100VIを選ぶ魅力がある
- 操作はX-T5ユーザーにはスムーズで設定移行が容易
- 趣味性が高く欲しい人が買えばよいという明確な位置づけ
- 供給安定で転売が淘汰され25万円前後の適正価格に近づいたという市場評価
- X-T50よりISOがダイヤル式で誤操作が少ない点を評価
- 前レバーによる操作切替が直感的で好評
- デジタルテレコンとフィルムシミュレーションでRAW現像不要運用が便利
- 光学ファインダーなら見にくさがなく快適という声
- 小さな手でもホールドに問題なしという意見
- ずっと待っていたIBIS搭載で購入を決断したという満足
- デザイン・機能・画質・HVF・ストロボ内蔵・IBISが好みに合致
- 100Fと比較して現代的でクリアにそつなく写る点を評価(好み次第だが一般向けに合う)
- フラッシュ内蔵は○という肯定的評価
- 日中屋外の画質は素晴らしいという評価
- 初当選で購入できた喜びと、光学ファインダーを主に使う満足度
- 黄色や青など鮮やかな発色、フジカラーの色再現を高評価
- クロップ運用で画角が足りることが多いという実用性の指摘
- スナップ用途で必要十分なバッテリー持ちという評価
- FinePix以来のフジ久々復帰でも満足度が高いという総評
- サブカメラとして大切に使いたいという前向きな意向
●悪い点(ネガティブ評価)
価格.comより
- メーカーの企業姿勢に強い不満(公式モールで1年半経っても買えない、言語限定版の投入、修理対応の悪さ)
- 「ライカのようになりたい」発言後の製品展開や価格戦略への不満(X-M5廉価機・X-halfが玩具的・X-E5のアルミ削り出しの高級感が取ってつけた印象・E4の良さが消えた)
- 価格を上げる以上は価値提供を伴うべきという強い要望
- 動画への切り替えが多少面倒
- 作品作りのため半日持ち歩くとバッテリーが半分以下になることがある
- コンデジとしては毎日持ち歩けるサイズではなく、携帯性は完璧ではない
- EVFがやや小さいという指摘(許容範囲内としつつも不満あり)
- 別レビューではホールド感が良くないという評価も存在
- UI/メニューのタッチ操作非対応が残念、UI表示含め改善要望
- どのカスタム設定が有効かもっと分かりやすい表示が欲しい
- コンデジとしては大きめで、会社帰りにカバンへ入れるには少し大きいという声
- ホールド感はこのサイズ・重さからすると良くない部類という指摘
- 画質や性能に特別な凄みを感じないという評価もあり
- 同価格帯ならフルフレームのミドル機+撒き餌レンズが買えるというコスパ面の批判
- スマホの携帯性・即時性には敵わないという比較論
- 見た目とレンジファインダー以外の魅力が薄いと感じる声
- 作りが意外にチープで30万円クラスの質感に見合わないという不満
- 「ブルジョアのおもちゃ」との辛口評価(おもちゃ的と断ずる意見)
- 4000万画素APS-Cは光が少ない場面で破綻が早いという見立て
- 逆光でフレアが出やすくフード必須という指摘
- クラシックで独特の操作性は慣れが必要、連写や動画多用向きではない
- EVFよりOVF推しだが、用途次第で不満が出る可能性
- 「防塵防滴ではない」点への注意喚起
- フィルター装着は先端ガードを外す必要、専用でないとキャップ不可という取り扱い注意
- ダイヤルに二役を当てる仕様は慣れが必要、Qボタンが小さい、SDカードが取り出しにくい
- バッテリーは悪くないが予備常備を推奨する声
- グリップ浅く外付け必須と感じるユーザーもいる
- 28万円超の価格に見合う価値を感じないという強い価格批判
- X100F時代と比べ価格が大幅上昇し、シリーズ全体がプレミア相場化していることへの不満
- フジは日本市場を重視せずグローバル価格で高騰という批判的見解
- 初期不良の経験が複数回あり品質管理への不信
- 修理申込フォームが不親切で着払い可否など案内不足、オペレーターも明瞭に答えられないというサポート面の不満
- 送付方法や手順が明記されずストレス、他社(ソニー)経験と比較して不親切という指摘
- 初期不良で2週間撮影できず、販売店が交換・返品に応じない事例、メーカー連絡も遅く修理1か月という案内に不満
- こちらから問い合わせないと返送連絡がない体制への疑義
- Vとの外観差が少なくⅥならではのプレミア感が希薄という不満
- シャッター半押し感触が曖昧、ボタン突起が少なく目視が必要で操作性に難ありという指摘
- メニューや制約事項の理解が難しい(ERF起動・フラッシュON/OFF・背面モニターON/OFFなど)
- バッテリー保ちは良くないという評価もあり、背面液晶ON/OFF操作のしづらさが影響
- コンデジとして携帯性は良くない(単焦点APS-Cとしては大きく重い)という複数意見
- 機能的目玉のハイブリッドファインダーは人によって必要性が薄い可能性
- バリアングル液晶を望む声、現行のチルトに物足りなさ
- 単焦点+HVFのコンセプトに対して高画素化・IBIS・動画強化が噛み合っていないと感じる意見
- シャッターやボタンの感触・デザインでVとの差別化が弱くプレミア感が少ない
- 定価時点で割高感があるというコスパ面の厳しい評価
- 撮影スタイルに合わない可能性があり購入前の確認推奨という注意喚起
- レンズAF時の作動音が大きく動画用途では無音化を望む声
- シャッター音がチープという不満
- 内蔵フラッシュ不要というユーザーの価値観(価格相応の装備ではないと感じる)
- 端子類の配置がグリップ側で動画撮影時に持ちづらい設計への疑問(左側配置を希望)
- 価格が30万円近く価値に見合わないと判断するユーザーが一定数いる
- XT5/XT50+23mmで代替可能という見解(独自価値への疑問)
- 日本優先での販売がされていないという不満、前モデルより入手難・価格高騰で悲しいという感想
- 100Fのふんわりした描写が好みで、現行レンズのクリアで無個性寄りの写りを物足りないと感じる声
- 光の少ない場面では高画素ゆえに破綻が早い可能性の指摘
- 基本は両手持ち、片手運用には後付けグリップ推奨だが重量増の悩み
- 冷静な判断が必要な趣味性の強い機種という警鐘
- 在庫が少なく抽選・入手難に関する不満(在庫薄の継続指摘)
価格面については、発売直後は供給不足による入手難からプレミア価格がつくケースもありましたが、流通が安定するにつれて実勢価格は徐々に落ち着きを見せています。中古市場でも流通量が増えつつあり、今後は適正な価格帯で入手できる可能性が高まっています。特に、保証が付帯する正規ルートでの購入や、再入荷通知サービスを利用して定価で確保する方法は、費用対効果の観点からも合理的です。

>>>FUJIFILM X100VI [ブラック] の価格推移グラフ
総合すると、X100VIはレビューで示されている通り、画質・安定性・携行性を兼ね備えた完成度の高いモデルであり、価格の下落傾向が進めばさらに手が届きやすい存在となると考えられます。
X100VI Bic cameraでの購入情報
Bic CameraにおけるX100VIの取り扱いは、全国の実店舗およびオンラインショップを通じて展開されています。販売モデルは日本語・英語に対応しており、サイズは128.0×74.8×55.3mm、重量は約521g(バッテリー・メモリーカードを含む)とコンパクトで持ち運びやすい仕様です。
ディスプレイは3.0型チルト式タッチパネルを採用し、ローアングルやハイアングル撮影でも柔軟な構図が可能です。また、約369万ドットの0.5型EVFにより、クリアで精細なファインダー表示が得られます。インターフェースも充実しており、USB Type-C端子による高速データ転送や充電、HDMI Type D端子による外部出力、さらにφ2.5mmのマイク兼リモート端子など、動画撮影や配信用途にも対応可能です。
記録メディアはUHS-I対応のSDカードに対応し、連写性能はメカシャッターで毎秒約11コマ、電子シャッターでは1.29×クロップ時に毎秒約20コマに達します。これにより、動きの速い被写体や一瞬の表情を捉えるシーンでも高い信頼性を発揮します。
購入の実務面では、Bic Cameraではオンライン在庫と店舗在庫を連動させているケースが多く、地域や時期によって納期に差が生じます。例えば、一部都市部の店舗では在庫が枯渇する一方で、地方店舗では比較的入手しやすい場合もあります。そのため、オンライン予約と店舗受け取りを併用する方法は、確実性を高めるうえで有効です。
また、Bic Cameraの特徴であるポイント還元施策も見逃せません。特定の時期には10%前後の還元率が設定されることもあり、長期的な運用コストを抑える効果があります。発売直後の需要が落ち着いた現在は、再入荷通知やセール時期を見極めながら、正規価格で購入することが最も安定した方法といえます。
X100VI 90周年Limited Edition定価

富士フイルムの創立90周年を記念して企画されたX100VI 90周年Limited Editionは、通常モデルとは一線を画す特別仕様が大きな特徴です。外観は特別塗装が施され、シリアルナンバーが刻印されることで、所有する喜びを強く意識したデザインに仕上げられています。また、専用のストラップやケースといったアクセサリーが同梱される構成が予想され、コレクション性の高さを強調する内容となっています。
定価は通常モデルの価格帯と大きく乖離することは少ないと考えられますが、特別仕様や付属品の価値を加味して若干高めに設定されるのが一般的です。過去の限定モデルでも同様に、実用性だけでなく記念性や希少性を反映した価格が提示されてきました。
市場動向としては、こうした記念モデルは早期に完売するケースが多く、その後は二次流通市場でプレミア価格が形成される傾向が顕著です。特にシリアル番号が若い個体や保存状態の良いものは、コレクター需要によって数十%高い価格で取引される可能性があります。
一方で、日常の撮影用途を重視するユーザーにとっては、通常モデルを選択する方が費用対効果の面で合理的です。逆に、カメラを資産価値のあるコレクションとして捉える場合や、長期的に所有することに魅力を感じる場合には、このLimited Editionは高い満足度を提供する選択肢となるでしょう。
いずれにしても、正規ルートでの抽選や先着販売の情報を早めに把握し、適正価格で入手を目指すことが重要です。転売市場における過度なプレミア価格に安易に手を出さず、メーカー公式や正規販売店の案内を基準に購入判断を行うことが、安心かつ安全な選び方といえます。
まとめ:X100V後継機は今買う価値がある
本記事のまとめを以下に列記します。
- X100V後継機X100VIは40MPとIBIS搭載で総合力がさらに向上
- ハイブリッドファインダーでOVFとEVFを自在に切り替えて活用可能
- 被写体検出AFと新世代エンジンで高精度な追従性能をしっかり確保
- REALA ACEを含む20種類の色表現でJPEG撮影がより快適に楽しめる
- 6.2Kや4K HQ対応により動画撮影でも余裕ある画質を実現できる
- 23mm F2固定レンズは高い解像度と携行性のバランスが非常に良好
- デジタルテレコンで35mmから70mm相当まで柔軟に選択可能
- NDフィルターと電子シャッターで表現幅を大きく広げられる
- X100Vは生産終了で中古価格が高騰し新規購入は非効率的
- 抽選予約期を過ぎて入手性は段階的に改善してきている
- 価格低下局面では正規店の在庫通知を活用するのが有効
- Bic cameraの取り扱い仕様は実用装備が揃い即戦力となる
- 90周年限定モデルは希少性を重視する場合に検討価値が高い
- 操作はダイヤル主体で学習コストも大きいが見返りも大きい
- 総合的に用途は幅広く長期満足度の高い投資対象となる
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