LUMIX G100 後継機について情報を探している方へ向けて、本記事では最新モデル「LUMIX G100D」の魅力を詳しく解説します。初代LUMIX G100はVlogや日常のスナップ撮影に最適な軽量ミラーレス一眼として高い評価を受けてきましたが、その後継機であるG100Dはさらに使い勝手が進化しています。
「LUMIX G100D スペック」「LUMIX G100D レビュー」「G100D 口コミ」などの情報をお探しの方に向けて、G100とG100Dの違いや特徴、便利な撮影機能、キット構成、中古市場の評価、対応レンズやおすすめアクセサリーに至るまで幅広く網羅しています。
これから一眼カメラの購入を検討している初心者の方や、スマートフォン以上の撮影体験を求めるユーザーにとって、G100Dがどのような価値を提供するのかを丁寧にご紹介していきます。
- LUMIX G100とG100Dの違いや進化点を理解できる
- G100Dのスペックや便利機能を把握できる
- G100Dのユーザー評価や実際の口コミを知ることができる
- 用途に合ったおすすめレンズやアクセサリーがわかる
LUMIX G100 後継機が選ばれる理由とは
LUMIX G100シリーズは、Vlogやスナップ撮影をより手軽に楽しめるよう設計された、パナソニックのコンパクトミラーレス一眼です。2020年に登場した初代G100は、軽量ボディと高性能マイク「OZO Audio」などを搭載し、動画初心者から注目を集めました。その後継機であるG100Dは2024年に発売され、EVFの有機EL化やUSB Type-C対応など細部が大幅に進化。扱いやすさと画質のバランスを高め、写真用途にも対応する万能機へと進化を遂げました。
本記事では、両機種の違いをわかりやすく比較しながら、スペックや便利機能、キット構成、評判まで詳しく紹介します。
LUMIX G100とはどんなカメラだったのか?

LUMIX G100は、パナソニックが2020年に発売した小型軽量のミラーレス一眼カメラです。主にVlogやスナップ撮影に適したモデルとして設計されており、携帯性と操作性のバランスが評価されてきました。
このカメラは、マイクロフォーサーズマウントを採用し、有効画素数2,030万画素のLive MOSセンサーを搭載。日常の風景から動画撮影まで幅広いシーンに対応できます。また、写真と動画の画質に影響する「ヴィーナスエンジン」を搭載しており、色再現の正確さや階調の滑らかさも魅力です。
音声面では、スマートフォンでの録音では難しい方向性のある音を捉えるために、高性能マイクシステム「OZO Audio」を搭載。人の声をクリアに録音したいVlog用途で、特にその効果を実感できます。
さらに、バリアングルモニターや顔・瞳認識AF、4K動画撮影機能など、動画撮影を意識した設計が多く取り入れられています。その一方で、ファインダーの解像度が約368万ドットのLCOS方式であったことや、USB端子が旧規格(Micro USB)だった点などには改善の余地があり、後継機G100Dで進化が見られました。
とはいえ、約345g(バッテリー・メモリーカード含む)という軽さと、シンプルな操作性を兼ね備えた本機は、エントリー層を中心に「はじめての一眼カメラ」として人気を集めました。
●LUMIX G100の主なスペック
項目 | スペック内容 |
---|---|
発売日 | 2020年8月 |
マウント形式 | マイクロフォーサーズマウント |
センサー | 4/3型 Live MOS センサー(有効約2,030万画素) |
画像処理エンジン | ヴィーナスエンジン |
ISO感度 | ISO 200~25600(拡張でISO 100) |
ファインダー | 約368万ドット LCOS電子ビューファインダー |
液晶モニター | 3.0型 バリアングル タッチモニター (約184万ドット) |
動画記録 | 4K(3840×2160)30p、 FHD(1920×1080)60p |
音声機能 | OZO Audio(指向性切替対応 3マイク構成) |
AF機能 | 顔・瞳認識AF、 コントラストAF(空間認識技術 DFD) |
シャッター速度 | 1/16000秒~60秒(電子シャッター対応) |
手ブレ補正 | 電子式5軸手ブレ補正(動画時) |
メディア | SD/SDHC/SDXCメモリーカード |
USB端子 | Micro USB(充電・通信) |
サイズ(幅×高さ×奥行) | 約115.6×82.5×54.2mm |
重量(本体+バッテリー) | 約345g |
このように、LUMIX G100はスペック面でも優れた要素を備えながら、直感的な操作性と持ち運びやすさに特化した設計が光る一台です。はじめてのミラーレス一眼を探している方や、スマートフォン以上の撮影体験を求めるユーザーにとって、今なお魅力的なモデルだといえるでしょう。
LUMIX G100 後継機 G100Dの発売日と価格帯

LUMIX G100Dは、前モデル「LUMIX G100」の正統な後継機として、2024年1月26日にパナソニックから発売されました。G100シリーズはもともとVlogやスナップ撮影に適した小型ミラーレスとして人気でしたが、G100Dではさらに静止画ユーザーのニーズにも対応した機能強化が施されています。
このモデルは、小型軽量ながらも本格的な写真・動画撮影に対応しており、特にカメラ初心者や旅行用のサブ機を探しているユーザーにとって、扱いやすさと性能のバランスに優れた一台です。
●販売キットと価格帯
本体の単体販売は行われておらず、すべてレンズ付きのキット形式で提供されています。用途に応じて以下の3種類のキットが用意されています。

- DC-G100DK(Kキット):標準ズームレンズ付き(約8万円台)
- DC-G100DV(Vキット):標準ズーム+三脚グリップ付き(約9万円台)
- DC-G100DW(Wキット):標準ズーム+望遠ズームレンズ付き(約10万円台)
価格はいずれも税込表記で、ミドルクラス以下のミラーレス一眼としては手の届きやすい設定です。はじめての一眼デビューにも選びやすく、購入後すぐに撮影を楽しめる構成になっています。
●LUMIX G100Dの主なスペック一覧
以下に、G100Dの主要な仕様をまとめました。G100と比較するとEVFやUSB端子などの利便性が進化しており、日常の使い勝手がさらに良くなっています。
項目 | スペック内容 |
---|---|
発売日 | 2024年1月26日 |
センサー | 4/3型 Live MOS センサー (有効約2,030万画素) |
マウント形式 | マイクロフォーサーズマウント |
画像処理エンジン | ヴィーナスエンジン |
ISO感度 | ISO 200~25600(拡張でISO 100) |
連写性能 | 電子シャッター:約10コマ/秒、メカシャッター:約6コマ/秒 |
ファインダー | 0.39型 有機EL(OLED)約236万ドット /倍率0.74倍相当 |
モニター | 3.0型バリアングル式タッチモニター (約184万ドット) |
動画記録 | 4K 30p(最大10分)/FHD 60p(最大20分) |
音声機能 | OZO Audio (高性能3マイク搭載、指向性切り替え対応) |
手ブレ補正 | 電子式5軸手ブレ補正(動画時)、レンズ側補正との連動に対応 |
オートフォーカス方式 | 顔・瞳認識AF、空間認識AF (コントラスト検出) |
スロット | SD/SDHC/SDXC(UHS-I U3対応) |
インターフェース | USB Type-C(充電対応)、マイク端子(3.5mm)、HDMI(Type D) |
サイズ(幅×高さ×奥行) | 約115.6×83.1×54.2mm |
重量(本体+バッテリー) | 約346g(メモリーカード含む) |
このように、LUMIX G100Dはコンパクトで扱いやすいサイズに、撮影機能と携帯性を高水準で両立したミラーレスカメラです。特にスマートフォンからステップアップしたい方や、重たいフルサイズ機からのセカンドカメラとしても魅力的な選択肢となります。
なお、標準ズームのみではなく、ダブルズームキットを選べば90~300mm相当の望遠撮影にも対応できるため、子どもの運動会や旅行先での遠景撮影にも十分活躍してくれます。撮影スタイルに合わせて最適なキットを選びたいところです。
G100とG100Dの違いをわかりやすく解説
LUMIX G100とG100Dはどちらもマイクロフォーサーズ規格を採用した、コンパクトなミラーレス一眼カメラです。見た目はほとんど変わらないものの、使い勝手や視認性、アクセサリー構成などに明確な違いがあります。ここではそれぞれのスペック・機能を比較しながら、どんなユーザーにどちらが適しているかを解説します。
スペック比較:基本は共通、細部で進化
項目 | LUMIX G100 | LUMIX G100D |
---|---|---|
発売日 | 2020年8月 | 2024年1月 |
有効画素数 | 約2,030万画素 | 約2,030万画素 |
センサー | 4/3型 Live MOS | 4/3型 Live MOS |
画像処理エンジン | ヴィーナスエンジン | ヴィーナスエンジン |
ファインダー | LCOS 約368万ドット(0.73倍) | OLED 約236万ドット(0.74倍) |
液晶モニター | 約184万ドット バリアングル | 約184万ドット バリアングル |
USB端子 | Micro USB(Type B) | USB Type-C |
動画撮影 | 4K 30p(最大10分) | 4K 30p(最大10分) |
音声機能 | OZO Audio(3マイク) | OZO Audio(3マイク) |
バッテリー | DMW-BLG10 (最大270~280枚) | DMW-BLG10 (最大270~280枚) |
手ブレ補正 | 電子式(動画) | 電子式(動画) |
重量(総重量) | 約345g | 約346g |
センサー・画素数・画像処理エンジンなどの基本性能は共通ですが、ファインダーの見やすさや接続端子の刷新により、G100Dは現代の使用環境によりマッチしています。
●機能面の違い:視認性と利便性が向上
最も大きな違いはファインダーの方式です。G100ではLCOS方式が採用されていましたが、G100DではOLED(有機EL)に変更され、コントラストと発色が向上しました。これにより、屋外や明暗差の激しい環境でも被写体が見やすくなるというメリットがあります。
また、充電・通信端子がG100ではMicro USBだったのに対し、G100DではUSB Type-Cに対応。近年ではスマートフォンやノートPCなどもType-Cが主流となっており、ケーブルの使い回しや充電スピードの面で利便性が大幅に改善されています。
●得意分野・用途の違い:写真重視ならG100D
LUMIX G100はもともとVlog用途を強く意識したカメラでした。高音質マイク「OZO Audio」やバリアングルモニターにより、自撮りやVlog向けに特化しています。一方で、G100Dは写真ユーザーへの配慮が強くなっている点が特徴です。
例えば、G100Dでは望遠ズームレンズを含む「ダブルズームキット(Wキット)」が新たに登場し、日常スナップだけでなく、運動会や風景、ペット撮影などより幅広い写真撮影シーンに対応しやすくなりました。
ファインダーの進化も相まって、構図を正確に決めたいスチル撮影のニーズに応える内容となっています。
●どちらを選ぶべきか?
- 動画撮影を重視するなら:G100(コスパ重視・Vlogメイン)
- 写真撮影も積極的に楽しみたいなら:G100D(ファインダー強化・操作性向上)
価格的には、G100の中古や旧在庫はやや安く手に入る傾向にあります。しかし、USB Type-CやEVFの見やすさといった「日々の使いやすさ」まで含めて考えると、G100Dの方が長く快適に使える設計といえるでしょう。このように、G100とG100Dは基本性能を共有しながらも、ユーザー体験の快適さや撮影スタイルの自由度においてG100Dが一歩進化したモデルです。今から選ぶなら、将来性や拡張性の高いG100Dが有力な選択肢となるでしょう。
LUMIX G100Dのレビューや評判をチェック
LUMIX G100Dは、発売直後から「軽くて扱いやすい」「持ち運びやすいサイズ感が良い」といったポジティブな評価を集めています。特にファインダーの改善やUSB Type-C対応による利便性向上は、多くのユーザーから好意的に受け取られています。
一方で、動画撮影におけるオートフォーカス性能や、ボディ内手ブレ補正が搭載されていない点に関しては注意が必要です。動きの多い被写体や手持ち動画を中心に撮影する人にとっては、やや不安が残る要素となります。
総じて、静止画をメインとするユーザーや、コンパクトなカメラを探している人には非常に高い満足度が見込めるカメラです。
■良い点(高評価の内容)
- 小型・軽量で持ち運びやすい
旅行や日常の持ち歩きに便利という声が多数。- 初心者でも使いやすい設計
シーン別撮影やオート機能、直感的な操作が評価されている。- コストパフォーマンスが高い
機能に対する価格のバランスが良いと評判。- ファインダー付きで構図が決めやすい
カメラ好きには嬉しいというコメントがあり、EVFの搭載が決め手という意見も。- USB Type-C対応が便利
充電やデータ転送がスムーズという声が見られた。- Bluetooth連携がスムーズ
スマートフォンへ写真を簡単に転送できる点が好評。- 写真の画質が満足レベル
ボケ効果も含め「綺麗に撮れる」と感じたユーザーが多い。- デザインや機能がアップデートされていて満足
旧モデルからの買い替えユーザーも納得の声。- 写真にハマるきっかけになった
初心者がカメラを始めるきっかけとして成功しているという声がある。
■悪い点(不満・改善点)
- 標準ズームレンズにフォーカスリングがない
マニュアルフォーカス操作ができず、細かいピント調整に不満の声。- 手ブレ補正がボディ非搭載
ボディ内手ブレ補正がないため、対応レンズを別途購入する必要がある。- 重いレンズとのバランスが悪い
大型レンズを装着するとフロントヘビーになり使いづらいとの意見。- コントロールホイールが誤作動しやすい
撮影中に誤って操作してしまうとの不満がある。- 説明書の記載が初心者向けではない
機能を理解するために自分で調べる必要があるという意見。- バッテリー持ちは半日程度が限界
長時間のイベントにはバッテリーがやや心許ないという声もある。- ボディ単体販売がないため選択肢が限られる
必要のないレンズがセットになっている点に不満を感じた人もいる。このように、LUMIX G100Dはコンパクトで初心者にも扱いやすく、高評価を得ている一方で、撮影スタイルや装備の拡張性においては注意点もあるカメラです。初めての一台としてはとても優秀ですが、機能重視で細かな撮影を行いたいユーザーは、自分の用途に合った周辺機器の準備や運用が必要となるでしょう。
LUMIX G100Dの便利機能はここがすごい
LUMIX G100Dには、初心者でも撮影が楽しめる便利機能が多数搭載されています。
インテリジェントオート(iA)モード
LUMIX G100Dに搭載されている「iAモード」は、撮影シーンをカメラが自動認識し、最適な設定に切り替えてくれる全自動モードです。
風景、人、逆光、夜景、マクロなどを自動判別し、露出やホワイトバランス、ISOなどを瞬時に調整してくれるため、撮影初心者でも失敗しにくく、シャッターを押すだけで「それっぽい」写真が撮れます。
さらに「iA+モード」では、背景のボケ具合や明るさを自分でスライダー調整でき、簡単な操作で表現の幅を広げられます。
フォーカスセレクト/フォーカス合成
「フォーカスセレクト」は、撮影後にピント位置を選べる機能です。被写体のどこにピントを合わせるかを後から変更できるため、動きが速い被写体や構図が難しいマクロ撮影でも、安心してシャッターを切れます。
また、「フォーカス合成」機能では、複数のピント位置の画像を合成して、全体にピントが合った写真を作ることができます。これは接写や商品撮影で非常に便利な機能です。
バリアングルモニター&タッチ操作
G100Dの背面モニターは、横開きのバリアングル式を採用しており、自撮り・Vlog・ローアングル・ハイアングルといった多様な撮影スタイルに対応できます。
また、タッチパネル対応なので、ピント合わせや撮影、メニュー操作もスマホ感覚で行えるのが魅力です。特にVlogやYouTube用途では、自分を見ながら撮影できる点が大きな強みです。
顔・瞳認識AF
人物撮影やVlogに欠かせないのが、顔・瞳認識オートフォーカス機能です。LUMIX G100Dは、被写体の顔や瞳を自動で検出して追尾し続けるため、動きながらの撮影や会話中のVlogでもピントがズレにくく、安心して使えます。
特に動画撮影では、AFの滑らかさと追従性が安定しており、自然な映像表現が可能です。
サウンド機能:OZO Audio対応
G100Dは、Nokiaの「OZO Audio」技術を採用した高性能マイクを内蔵しています。これは、3つのマイクで周囲の音を立体的に収音し、前方・後方・全方位など、撮影シーンに合わせた音声収録が可能です。
特に「トラッキングモード」では、カメラが顔認識した人物の方向に合わせて集音エリアを自動で切り替えるため、Vlogやインタビュー撮影に最適です。
軽量コンパクト設計
LUMIX G100Dは、重さ約412g(バッテリー・SD込み)というコンパクト設計で、片手で気軽に持ち歩けるサイズ感です。
小型ながらもマイク入力・HDMI出力など、映像制作に必要な端子がしっかり装備されており、Vlogger・YouTuberからの評価も高いモデルです。
V-Log L収録対応(動画機能)
G100Dは、動画撮影での自由度を高めるために「V-Log L」にも対応しています。これは、階調の広い動画記録フォーマットで、編集時に色調補正(カラーグレーディング)を行いやすいのが特長です。
より映画的な映像や統一感のある仕上げを目指すユーザーにとって、大きな武器になります。
USB給電・充電対応
USB-C端子を使った給電・充電に対応しているため、モバイルバッテリーを使っての撮影延長が可能です。外出先や長時間のVlog撮影、ライブ配信時に非常に便利です。
Wi-Fi/Bluetooth連携
スマホとの連携もスムーズで、専用アプリ「LUMIX Sync」を使えば、スマホからリモート操作や画像転送が可能になります。
撮影した写真をすぐにSNSにアップしたい場合や、リモートで録画を開始・停止したいときに便利な機能です。
LUMIX G100Dは、初心者でも直感的に使える多彩な撮影アシスト機能と、Vlog対応の音声&映像性能を備えた、コンパクトながら本格志向のミラーレスカメラです。使いこなせば、日常からクリエイティブな撮影まで、幅広く活躍できる1台です。
LUMIX G100Dのダブルズームキットを徹底紹介
LUMIX G100Dのダブルズームキット(DC-G100DW)は、標準ズームレンズと望遠ズームレンズの2本がセットになったパッケージです。標準レンズは「LUMIX G VARIO 12-32mm F3.5-5.6」、望遠レンズは「LUMIX G VARIO 45-150mm F4.0-5.6」が付属します。
このセットが魅力的なのは、日常のスナップから運動会や野鳥観察のような遠距離撮影まで対応できる点です。どちらのレンズも軽量コンパクト設計で、持ち運びの負担が少ないこともポイントとなります。
一方で、望遠撮影時は手ブレが起きやすいため、安定した撮影には三脚や手ブレ補正付きレンズの使用が推奨されます。幅広いシーンに対応できるこのキットは、初めてレンズ交換式カメラに触れるユーザーにもおすすめです。
LUMIX G100 後継機を最大限に活用するために
LUMIX G100Dは、動画撮影から写真撮影まで、幅広いシーンで活躍するコンパクトなミラーレス一眼です。とくにVlogや日常のスナップ撮影を気軽に楽しみたい方にとって、機動力と画質のバランスに優れた1台といえるでしょう。
この記事では、G100Dの撮影時間の目安や、相性の良い単焦点・ズームレンズ、実際の作例から見える画質の実力、中古で購入する際のポイント、そしておすすめアクセサリーまでを網羅的に解説します。G100Dの魅力を最大限に活かすためのヒントが詰まった内容です。
LUMIX G100Dの動画撮影時間はどのくらい?
LUMIX G100Dは4KとフルHDの動画撮影に対応していますが、それぞれに録画可能時間の上限があります。具体的には、4K動画は最大10分、フルHD動画は最大20分まで連続で撮影することができます。
これを聞くと短く感じるかもしれませんが、発熱やファイルサイズの制限を考慮した仕様となっており、一般的なエントリーミラーレスカメラとしては標準的です。また、動画の連続撮影時間を長く確保したい場合は、冷却対策や外部レコーダーの活用が有効です。
特にVlogや短い撮影カットを多用するクリエイターにとっては、大きな支障とはならないでしょう。ただし、長時間のイベント記録などには向いていないため、用途に応じた活用が求められます。
LUMIX G100Dに最適な単焦点レンズは?
LUMIX G100Dにおすすめの単焦点レンズとして高く評価されているのが、Panasonic「LEICA DG SUMMILUX 15mm F1.7 ASPH.」です。
このレンズは、35mm判換算で30mm相当の画角となり、スナップやテーブルフォト、軽いポートレートまで幅広く対応できます。
【LEICA DG SUMMILUX 15mm F1.7 ASPH.】
- 焦点距離:15mm(35mm判換算で30mm相当)
- 開放F値:F1.7
- 重量:約115g
- フィルター径:46mm
- 最短撮影距離:約20cm
主な特徴:
- 明るいF1.7により、室内や夕暮れ時などの暗所でもノイズを抑えた撮影が可能
- 美しいボケ味とシャープな描写が魅力で、スマホでは得られない立体感を表現
- コンパクトな筐体で、G100Dの軽量ボディとのバランスも抜群
- 絞りリングとAF/MF切り替えスイッチ搭載で操作性も良好
このレンズは軽量で機動力が高く、Vlogや日常スナップを軽快に撮りたいG100Dユーザーにとって理想的な1本です。
【Panasonic LUMIX G 20mm F1.7 II ASPH.】
- 焦点距離:20mm(35mm判換算で40mm相当)
- 開放F値:F1.7
- 重量:約87g
- フィルター径:46mm
特徴:
- 薄型パンケーキレンズで、ボディキャップ感覚の携帯性
- F1.7の明るさで室内撮影にも強く、料理・カフェ撮影に最適
- スナップ用途にも向いており、初心者に非常に扱いやすい
▶ スリムで気軽に使える1本として、G100Dとの相性も抜群。
【OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8】
- 焦点距離:25mm(35mm判換算で50mm相当)
- 開放F値:F1.8
- 重量:約137g
- フィルター径:46mm
特徴:
- 標準域の自然な画角で、人物・物撮り・日常記録に幅広く対応
- 静音フォーカスで動画撮影にも適し、ポートレートにも強い
- コストパフォーマンスに優れ、初めての単焦点に最適
▶ ポートレートや動画向けにもう少し画角を狭めたい人におすすめ。
LUMIX G100Dに単焦点レンズを組み合わせることで、コンパクトな機動力を保ちながら明るさ・描写力・背景ボケといった「一眼ならでは」の表現が格段に広がります。
中でも「LEICA DG SUMMILUX 15mm F1.7 ASPH.」は、軽快で高画質な撮影を実現できる、まさにG100Dの真価を引き出す“ベストマッチ”な1本です。
用途に応じて、他の単焦点レンズも検討することで、自分らしい撮影スタイルが見つかるはずです。
LUMIX G100Dの作例から見える実力とは
作例を見ると、LUMIX G100Dが描き出す写真には、自然な色合いと豊かな階調が感じられます。特に青空や緑の表現においては、実際に見たままの印象に近い描写が可能です。
このカメラは「フォトスタイル」や「クリエイティブコントロール」などの撮影モードが充実しており、好みに合わせた画づくりがしやすい点も魅力です。また、花や街並み、夕景といった被写体でも、ボケ味やディテールの描写力が高く、レンズ性能をしっかりと活かした写真が得られます。


こうした作例から、初心者でも手軽に表現豊かな作品を撮れるポテンシャルを持っていることが分かります。
LUMIX G100Dは中古でも買う価値あり?
中古でLUMIX G100Dを購入する価値は十分にあります。特にミラーレスカメラの中では軽量・コンパクトなモデルであり、発売からの期間も比較的短いため、状態の良い中古品が市場に出回っている可能性が高いです。
注意したいのは、付属品の有無やバッテリーの消耗具合です。バッテリーやUSBケーブル、グリップなどが欠けていると別途購入が必要になり、結果的に割高になることもあります。
価格を抑えて高画質のカメラを手に入れたい方には、コストパフォーマンスの面から見ても選択肢として検討する価値があります。
G100Dのおすすめレンズはどれが正解?
撮影スタイルに応じて、G100Dに最適なレンズは変わってきます。日常の撮影や旅行なら、コンパクトで汎用性の高い「LUMIX G VARIO 12-32mm F3.5-5.6」がおすすめです。広角から標準域をカバーし、風景やスナップなど幅広く活用できます。
一方、より本格的な表現を目指す場合には「LEICA DG SUMMILUX 15mm F1.7」や「LUMIX G 25mm F1.7」などの明るい単焦点レンズが適しています。ポートレートや背景ボケの表現に強く、写真の雰囲気を大きく変えることができます。
さらに、以下のような単焦点以外のレンズもG100Dとの相性がよく、撮影の幅を広げてくれます。
LUMIX G VARIO 14-140mm F3.5-5.6 II ASPH. POWER O.I.S.
■ 高倍率ズームとして!
- 35mm判換算で28-280mm相当の焦点距離
- 広角から望遠まで1本でカバーでき、旅行やオールマイティな撮影に便利
- 光学式手ブレ補正(POWER O.I.S.)搭載で手持ち撮影に強い
- 防塵・防滴設計でアウトドアにも対応
LUMIX G VARIO 45-200mm F4.0-5.6 II POWER O.I.S.
■ 望遠を重視!
- 望遠側が強力で、運動会・航空機・野鳥撮影にも対応
- ダブルズームキットに採用されることもある定番望遠ズーム
- 最新ボディとの互換性が高く、AF・手ブレ補正の連携もスムーズ
LUMIX G VARIO 7-14mm F4.0 ASPH.
■ 広角ズームを使いたいなら
- 35mm換算で14〜28mm相当の超広角ズーム
- 風景・建築・インテリア撮影でダイナミックな構図を作れる
- 開放F値が通しF4なので、明るさも安定して使いやすい
LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S.
■ 標準ズームでもっと寄れる
- 標準域ながら開放F値がF2.8スタートで明るく、背景もボカせる
- 金属マウント&防塵防滴の高耐久設計
- マクロ的な接写も可能で料理や小物撮影にも対応
このように、G100Dは軽量なマイクロフォーサーズシステムを活かし、用途に合わせて様々なレンズを使い分けられます。ズームレンズを活用することで、単焦点では難しい画角や撮影シーンにも柔軟に対応できるのが魅力です。どんなシーンを撮りたいかを明確にして、自分に最適な1本を選んでください。
G100Dのおすすめアイテムを厳選紹介
G100Dをより快適に使うために、いくつかのアクセサリーの導入がおすすめです。
1. Anker PowerCore III 10000(USB Type-C対応モバイルバッテリー)
- 容量:10,000mAh/最大出力18W
- USB Power Delivery対応でG100DのUSB Type-Cポートからの給電に対応
- スマホやカメラを同時に充電でき、屋外撮影や旅行先でも安心
- 約180gと軽量コンパクトでバッグにすっきり収まる
2. Panasonic DMW-BLG10 互換バッテリー(または純正)
- 対応モデル:G100D含むLUMIX Gシリーズ一部
- 予備バッテリーを1〜2個持っておくことで、動画撮影中のバッテリー切れを防止
- 純正は安心感があり、互換バッテリーはコスパに優れる
- USBチャージャー付きセットもおすすめ
3. Panasonic DMW-SHGR2(三脚兼グリップ)
- 有線リモコン機能搭載/重さ:約102g
- 手持ち・卓上どちらにも対応できるトライポッドグリップ
- RECボタンやシャッター、ズームの操作が手元で可能
- Vlogや自撮り、定点撮影などに最適
4. Kenko Zeta UV SLIM(UVフィルター)
- 高透過率&反射防止コート/薄型枠設計
- レンズ表面を傷・汚れ・ホコリから守る
- 撮影画質にほぼ影響を与えず、常時装着に適する
- フィルター径は装着するレンズに合わせて選択(例:37mm, 46mm など)
5. Lowepro Adventura SH 120 II(クッション付きカメラバッグ)
- 内寸:約16 x 9 x 14 cm/重量:約200g
- G100D本体+小型レンズ1本がジャストで収まるコンパクトサイズ
- クッション性に優れた構造で持ち運び時の衝撃を吸収
- ショルダーストラップ付きで移動中も快適
6. SanDisk Extreme Pro SDXC 64GB(UHS-I/U3)
- 読み込み最大170MB/s、書き込み最大90MB/s/UHSスピードクラス3対応
- 4K動画撮影や連写にも耐えられる高速SDカード
- 耐温度・防水・耐X線性能付きで過酷な環境下でも安心
- G100Dの動画撮影性能を最大限に活かせるストレージメディア
これらの周辺アイテムを組み合わせることで、G100Dの機動力と表現力を一段と引き上げることができます。撮影スタイルや目的に合わせて、必要なアクセサリーをぜひ揃えてみてください。
LUMIX G100 後継機「G100D」が選ばれる理由まとめ
本記事のまとめを以下に列記します。
- G100Dは2024年発売のLUMIX G100の正統な後継モデル
- ファインダーがLCOSから有機ELに進化し視認性が向上
- USB端子がType-Cになり、充電や転送の利便性がアップ
- 基本スペックはG100と共通だが細部の使い勝手が改善
- ボディは約346gと軽量で持ち運びに優れた設計
- 音声収録にOZO Audioを搭載しVlog撮影にも強い
- バリアングルモニターとタッチ操作で自撮りがしやすい
- BluetoothとWi-Fi連携でスマホ転送が簡単にできる
- iAモードや顔・瞳認識AFなど初心者向け機能が豊富
- 最大4K10分、FHD20分までの動画撮影に対応
- 写真表現に適した単焦点レンズとの相性が良好
- Wキット構成で望遠撮影にも対応可能になった
- V-Log L対応でカラーグレーディング編集にも使える
- USB給電対応で外出先でもモバイルバッテリー使用が可能
- 手頃な価格帯と機能性でエントリーユーザーにも最適
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