HIKVISION防犯カメラの危険性って実際どうなの?どこの国のメーカーで、バックドアや脆弱性は本当?…ここ、気になりますよね。
結論から言うと、HIKVISIONは中国企業で、国際的にはNDAAやFCCなどの規制対象として扱われる場面があり、CVE-2021-36260のような深刻な脆弱性も過去に指摘されてきました。さらに新疆ウイグル問題などの観点から、企業の評判や導入判断が難しくなりがちです。
ただし、すでに設置している人や、コスパ重視で検討している人も多いはず。この記事では、Hik-Connectのクラウド運用、ログインできないトラブル、ファームウェア更新、VLAN分離など、現場で役立つ判断軸と対策を、私の目線で噛み砕いてまとめます。
- HIKVISIONがどこの国の企業かと背景
- 危険性と言われる理由(規制・脆弱性・評判)
- ログインできない等の実務トラブル対処
- 導入継続時にやるべき安全対策
HIKVISION防犯カメラの危険性とどこの国
まずは「そもそもHIKVISIONってどこの国?」「なぜ危険性が話題になるの?」という土台を整理します。ここを押さえると、ニュースや口コミの見え方が一気にクリアになりますよ。
中国企業と所有構造の実態

HIKVISION(ハイクビジョン)は中国の映像監視機器メーカーです。ここで大事なのは、単に“中国メーカー”というラベルだけじゃなく、海外から見たときに国家との距離感が近いと受け取られやすい構造がある点なんですよね。
防犯カメラって、設置場所が「家の玄関」「店舗のレジ」「オフィスの入退室口」「工場の重要エリア」みたいに、情報の価値が高いところになりがちです。つまり、映像そのものが資産で、さらにネットワーク上の機器として“入口”にもなります。だからこそ、海外では「もし国家レベルで影響を受ける可能性がある企業の機器が混ざると、長期的に怖いかも」という疑念が生まれやすいです。
HIKVISIONという企業そのものの特徴
少し視点を変えて、企業としてのHIKVISIONを整理しておきます。HIKVISIONは世界的な監視機器市場で非常に大きな存在感を持つメーカーで、カメラ本体だけでなく、録画機(NVR/DVR)、映像管理ソフト、AI解析、入退室管理、インターホン連携など、かなり広い製品群を展開しています。
特に現場目線で見ると、価格帯の幅が広いことと機能進化のスピードが速いことが特徴かなと思います。低価格モデルから高機能モデルまで揃っているので、小規模店舗から大規模施設まで導入しやすい構成になっています。このあたりが、日本でも普及してきた理由のひとつですね。
また、AI検知や顔認証、車両検知などの分野でも積極的で、「とにかく機能面ではかなり攻めているメーカー」という印象を持つ人も多いはずです。ここ、実際に比較検討している人ほど実感があるんじゃないでしょうか。
「国籍」だけで決まらない、評価の仕組み
ここ、誤解されがちなんですが、「中国企業=全部危険」「非中国=全部安全」みたいな単純な話ではないです。実際は、導入側が気にするのは調達の透明性と説明責任です。
官公庁や大企業の設備だと、後から「なぜその製品を選んだの?」と聞かれる場面があるので、所有構造やサプライチェーンの説明が難しいほど採用が厳しくなります。つまり、性能評価とは別に「組織として説明できるかどうか」が重要になるんですよね。
私が現場でよく見る詰まりどころ
- 価格は魅力的でも、稟議で出自リスクの説明が通りにくい
- 海外取引がある会社ほど、取引先の監査チェックが先に来る
- セキュリティ部門が長期保守と更新継続性を強く意識する
あなたが個人や小規模事業者なら、「実害があるかどうか」が一番の関心だと思います。一方で法人だと、実害だけじゃなく将来の採用継続性や対外説明のしやすさも含めた判断になります。このズレが、HIKVISIONが話題になりやすい背景でもあります。
導入検討時に見落とされやすい視点
価格や画質だけで選びがちですが、実務的には「誰が設置するか」「どこまでサポートされるか」もかなり重要です。特にオフィスや店舗の場合、設置位置の調整、配線経路、ネットワーク設計、運用ルールまで含めて考えないと、あとでトラブルになりやすいです。
オフィスのセキュリティをプロ品質で強化したい方へ
世界シェアNo.1として知られるHIKVISIONの正規モデルを中心に、導入・工事・運用・保守までワンストップで対応するサービスもあります。
- 企業・店舗・倉庫・クリニックなど幅広い施設に対応
- 導入実績 約2,000件
- 対応エリア 全国対応
- 防犯カメラ取扱 10年以上
- 工事スピード 最短2日
- 現地調査 最短当日OK
防犯カメラの導入はコピー機王国にお任せください。ワンストップ導入、オフィスまるごと割、安心のサポート体制といった形で、機器選定から設置・保守までまとめて相談できるのは大きなメリットです。
ポイントはここです。
- 製品の性能とは別にガバナンスや所有構造が評価に影響しやすい
- 調達基準では、技術面以外の要素が重視される場合がある
- 実務では機器選定よりも運用設計と保守体制が効いてくる
バックドアと脆弱性問題
防犯カメラはネットワークにつながる時点で、PCやスマホと同じく攻撃対象になります。ここでよく出てくるのが、バックドアという言葉と、製品の脆弱性です。
正直、バックドアは「意図的に仕込まれた」と断定できないケースも多いです。ただ、実務上はそこが大事というより、外部から侵入できる経路が存在しうるという一点だけで十分にリスクになります。攻撃者は“動機”より“穴”を見ますからね。
防犯カメラが狙われる理由(ちょっと現実的な話)
監視カメラって、ルーターやNASと同じく「放置されやすい機器」になりがちです。設置した直後は触るけど、その後は何年もログインしない…みたいなケース、めちゃ多いんですよ。すると、パスワードの強度が弱いままだったり、ファームウェア更新が止まっていたりして、攻撃者にとっては“都合のいい入口”になりやすいです。
侵入された時の被害も複数パターンあります。たとえば、映像を覗かれるだけじゃなく、カメラを踏み台にして社内ネットワークへ横展開されたり、外部と勝手に通信してボットネットの一部にされたり、通知やアラートが無効化されて“防犯としての意味が薄れる”方向にいじられることもあります。
CVE-2021-36260が示した「怖さ」
CVE-2021-36260は、ざっくり言うと「認証の前にコマンドを叩けてしまう」系の話として強いインパクトがありました。こういう脆弱性が怖いのは、攻撃コストが低いことです。高度なハッカーだけの話じゃなくて、スキャンして自動で侵入を試すツールが出回ると、一気に“数”で攻められます。
注意:脆弱性の有無はメーカーや機種・ファームウェアの状態で変わります。過去に脆弱性が出た=今も危険、と単純化しない一方で、アップデート停止や放置はかなり危ないです。
私が最低限おすすめする考え方はこれです。
- 「インターネットに直で出さない」前提で設計する
- 更新できない機種は、置き場所とネットワークを厳しめに分ける
- 万一を想定して、録画データ・設定のバックアップ導線を作る
ぶっちゃけ、バックドア議論は白黒つけにくい部分もあります。でも、あなたが守りたいのは「疑惑の真偽」より「あなたの映像とネットワーク」なので、対策の設計で勝つのが一番現実的かなと思います。
NDAA規制とFCCの動向
「危険性」と検索したときに一番ヒットしやすいのが、NDAA(米国国防権限法)やFCC(米連邦通信委員会)の話です。ここは導入判断に直結しやすいので、ざっくりでも押さえておくと安心です。
NDAAの流れでは、特定の中国企業の映像監視機器を米国の政府調達から外す方向が明確になりました。さらに、FCCは2022年にHIKVISIONなどの新規機器承認(輸入・販売のための認可)を止める方向を強め、裁判でも政府側の主張が支持される流れが続きました。
日本の利用者に効くのは「法そのもの」より「取引条件」
ここ、勘違いされやすいんですが、日本国内で個人が使っているからといって、いきなり違法になる話とは別です。ただ、法人になると話が変わります。たとえば、米国政府関連の仕事、米国企業との取引、グローバルなサプライチェーン監査がある場合は、「その製品が使われているだけで契約上まずい」みたいなルールが入ることがあります。
だから、現場の実務としては「うちは米国案件ないから関係ない」と決めつけるより、将来的に取引先が変わった時も説明できるかを考えておくと後悔が減ります。
| 論点 | 何が問題になりやすい? | 日本の利用者への影響(目安) |
|---|---|---|
| NDAA | 政府調達・政府関連案件での排除 | 海外取引や米国案件がある企業は要注意 |
| FCC | 米国内での新規承認・流通制限 | 機器供給やアップデート継続性の不安材料 |
| 企業側の実務 | サプライチェーン監査・コンプラ | 調達部門で「避けたい銘柄」扱いされやすい |
さらに言うと、こういう規制は“今の機種がどうか”だけじゃなく、今後の後継機が買えるかやサポート継続の見通しにも影響します。更新が止まると、脆弱性対応の観点でもジワジワ効いてくるので、ここはコストだけで判断しないほうがいいです。
(出典:FCC『Prohibition on Authorization of “Covered” Equipment』)
最終判断は、あなたの運用環境(官公庁・重要施設・海外取引の有無)と、社内の調達ルール次第です。正確な最新要件は、取引先や公式の調達ガイドラインを必ず確認してください。
人権問題とESGリスク
技術や規制と別軸で効いてくるのが、新疆ウイグル問題などの人権テーマです。これ、個人宅だとピンと来ないかもしれませんが、企業や自治体だと話が変わります。
最近はESG(環境・社会・ガバナンス)に敏感な取引先も多く、「説明できない機器を置かない」という判断になりがちです。つまり、性能が良くても「評判コスト」が上がってしまうんですね。
「炎上しやすい」のは、機器そのものより説明不足
私の感覚だと、ここは「正義・悪」みたいな話に寄せるより、レピュテーション(評判)と調達の現実として冷静に扱うのが一番安全です。特に法人や施設だと、導入理由を外部に説明する場面があります。そこで“なんとなく安かったから”だと、後から詰むんですよね。
たとえば、以下みたいな観点がチェックされることがあります。
- 取引先のESGポリシー:特定リスク国の機器・サービスを避けるルール
- 自治体・公共性:住民の視線、議会や監査の説明責任
- 採用後の運用:クラウド連携やログの扱いがブラックボックスになっていないか
ここで重要なのは、あなたが「どう感じるか」より、相手(取引先・利用者・住民)が「どう受け取るか」です。だから、もし法人なら、広報・コンプラ・情報システムの三者で合意を取っておくと後がラクです。
注意:ESGや人権テーマは、会社や業界によって基準が違います。最終的な判断は、社内規定や取引先の方針、必要に応じて法務・コンプラの専門家に相談してください。
私がよく提案するのは「置き換え判断の棚卸し」です。
- 重要エリア(入口・金庫・機密室)だけ先に置き換える
- クラウド連携が必要な系統だけ別メーカーに寄せる
- 更新停止が見えた機種から計画的に更改する
ゼロか100かで悩むと動けなくなりがちなので、あなたの環境で“説明が必要な場所”から手を付けるのが現実的かなと思います。
ログインできない原因と対処
日本のユーザーで多いのが、ログインできない、急に入れなくなった、というトラブル。これ、故障よりも設定や仕様が原因のことが結構あります。しかも、防犯カメラって「いざ見たい時に限って入れない」ので、ストレスが大きいですよね。
よくある原因
- 不正ログインのロック機能:パスワード誤入力が続くと一定時間ロックされる
- ブラウザ・プラグイン問題:Web管理画面の表示要件が合っていない
- IPアドレスの変更・競合:ルーター側でIPが変わり接続先がズレる
- パスワード忘れ:リセット手順がやや複雑で詰まりやすい
まず「ロック」と「IPずれ」を疑うと早い
体感的に多いのは、ロック機能とIPずれです。ロックは、攻撃から守るための仕様なので、ある意味“正常動作”です。でも、現場の人からすると「正しいパスワードなのに弾かれる」ので混乱します。ここは落ち着いて、少し時間を置いてから再ログインしたり、誤入力を繰り返さないのがコツです。
IPずれは、ルーターのDHCP設定でIPが変わったり、別の機器と競合したりして発生します。昨日まで開けたURLが今日は開けない、みたいな状況なら、カメラが壊れた前にネットワーク上の所在確認をしたほうがいいです。
まず試す順番(現場向け)
- ロックの可能性があるなら、少し時間を置いて再ログイン
- 管理PCのブラウザ要件を確認し、別ブラウザでも試す
- IPアドレスが合っているか、ネットワーク上で再探索
- どうしても無理なら、正規サポート手順で復旧
「復旧優先」か「証拠保全優先」かを先に決める
これは大事なんですが、ログインできない時に焦って初期化すると、録画や設定が吹き飛ぶ可能性があります。もし何かあった後(盗難・トラブル・クレーム)のタイミングなら、復旧を急ぐより、録画機(NVR)側のデータ保全を優先したほうが安全です。ここ、気になりますよね。結局、あとで必要になるのは“映像”なので。
IPが分からない・見失った系は、先にネットワーク側の整理をすると解決が早いです。必要なら、ネットワークカメラのIPアドレスを調べる方法も合わせて見てみてください。
注意:リセットや初期化は、録画設定や暗号鍵が飛ぶ場合があります。重要な録画があるなら、作業前にバックアップや専門家への相談を強くおすすめします。正確な手順は公式マニュアルや正規代理店の案内を確認してください。
HIKVISION防犯カメラの危険性とどこの国
ここからは「じゃあ、使うならどう守る?」「クラウドやアップデートは何を気にする?」という実務パートです。すでに設置している人ほど、ここが効きます。
Hik-Connectとクラウドの注意点

Hik-Connectはスマホで遠隔視聴できて便利ですが、便利=リスクゼロではないです。クラウド連携は、機器が外部と通信し続ける設計になりがちなので、まず何が外に出る可能性があるのかを整理しましょう。
一般的に、クラウド連携では映像ストリーミングだけでなく、デバイス情報・動作ログ・通知用の画像などがやり取りされることがあります。ここは機種や契約プラン、設定で変わるので、「どのデータが、どこに保存されるか」を利用規約・設定画面で確認しておくのが大事です。
あなたが押さえるべき「クラウドの3点セット」
私がチェックしてほしいのは、この3つです。
- 通信の目的:遠隔視聴、プッシュ通知、クラウド録画、機器管理のどれが有効か
- 通信の経路:P2Pなのか、ポート開放が必要なのか、固定IPが要るのか
- アカウント管理:端末共有、管理者権限、退職者アカウントの棚卸し
特にアカウント管理は盲点になりやすいです。店舗や事務所だと、スタッフのスマホにログインしたまま放置されているケースもあります。これはメーカー以前に、運用リスクとして危ないです。カメラの映像は個人情報に近い扱いになることもあるので、閲覧権限の管理は丁寧にやったほうがいいですよ。
クラウド運用の考え方(目安)
- 本当に遠隔視聴が必要か(必要な時だけONにできるか)
- 録画はローカル中心か、クラウド中心か
- アカウントの多要素認証やパスワード強度を上げられるか
「便利」を優先すると、露出が増えるのは避けにくい
遠隔視聴の便利さは強いです。でもその裏側で、外部との通信が増え、設定項目が増え、管理ポイントが増えます。つまり、運用難易度が上がるんです。だから、あなたの現場で「誰が管理するか」「退職や異動の時に何を消すか」まで決めておくと、あとで揉めにくいです。
正確な仕様や最新の保存方針は、必ず公式の利用規約・アプリの最新表示を確認してください。不安が大きいなら、ネットワークやセキュリティの専門家に相談するのが一番確実です。
ファームウェア更新の重要性
防犯カメラの安全対策で、いちばん効くのは何か。私はファームウェア更新だと思っています。理由はシンプルで、脆弱性って「知らないうちに直っている」ことが多いからです。
たとえば過去にはCVE-2021-36260のような深刻な脆弱性が話題になりましたが、こういうのは更新しない限り、ずっと穴が残ります。逆に言うと、更新できる状態に保っておけば、リスクはかなり下げられます。
更新は「セキュリティ」だけじゃなく「安定運用」に効く
更新=セキュリティの穴を塞ぐ、というイメージが強いですが、実際は安定運用にも効きます。映像の途切れ、通知の不安定、アプリとの相性、録画機との連携不具合など、地味にストレスな問題がまとめて改善されることもあります。
逆に言うと、更新を止めると、脆弱性だけでなく“不具合の持ち越し”が増えていきます。防犯カメラは「いつも動いてる前提」の機器なので、ここを放置すると、いざという時に役に立たない…になりかねません。
更新で詰まりやすいポイント
- 更新中に電源が落ちる(機器が不安定になる)
- 互換性のないファームを当ててしまう
- 更新後に設定が微妙に変わって「映らない」になる
私がすすめる「更新前の3ステップ」
- 機種・型番・現行バージョンを控える(スクショでもOK)
- 設定のバックアップを取れるなら取る(録画機側も含む)
- 営業時間外など、止まっても困らない時間に実施する
これだけでも事故率が下がります。特に複数台ある現場は、一気に全部更新しないで、1台だけ試してから横展開するのが無難です。
注意:ファームウェアやアプリの挙動は、時期や地域、機種で変わることがあります。この記事の内容は一般的な目安として捉えて、正確な情報は公式サイト・販売店・正規サポートの最新案内を確認してください。
VLAN分離などの防御策
「バックドアが怖い」「外部から見られたくない」なら、最優先でやりたいのがネットワーク分離です。私が現場でよく勧めるのは、防犯カメラ専用のネットワーク(VLAN)を切る方法。
ざっくり言うと、カメラ系を別の島に隔離して、社内PCやNAS、業務システムと同じネットワークに置かない考え方です。万が一カメラに侵入があっても、被害を横展開させにくくできます。
「分離」は難しそうに見えるけど、やり方は段階的でOK
VLANって聞くと急に難しそうですが、段階的にやれば大丈夫です。たとえば、まずはカメラ専用ルーターを1台噛ませて、社内LANと物理的に分けるだけでも効果があります。そこから、管理用PCだけはカメラ側にアクセスできるようにして、それ以外は見えないようにする。これだけで、侵入時の横展開がかなり抑えられます。
最低限やる防御策(できる範囲でOK)
- ネットワーク分離:VLANや別ルーターでカメラを隔離
- 外向き通信の制限:必要な宛先以外はブロック(可能なら)
- 初期パスワード禁止:長く複雑なパスに変更
- 不要機能OFF:使っていないポート・UPnPなどは見直し
「外向き通信」をどう考えるか
クラウドや遠隔視聴を使う場合、外向き通信をゼロにはしにくいです。でも、だからこそ“必要な通信だけ許可する”方向に寄せるのが安全です。例えば、遠隔視聴が不要ならクラウド連携を切る、通知だけ必要なら通知系だけを許可する、など。ここはあなたの運用目的に合わせて調整が必要です。
同じ「中国メーカー機器の扱い方」という文脈で、隔離や運用の考え方をまとめた記事もあるので、気になる人は中国系防犯カメラの危険性と安全対策も参考になります。
注意:ネットワーク制限は、やりすぎるとアプリ通知や遠隔視聴が動かなくなることがあります。業務要件(必要な機能)を整理してから、段階的に締めるのがおすすめです。最終的な設計は専門家に相談してください。
日本政府と経済安保の視点
日本でも経済安全保障の流れが強くなっていて、重要インフラや公的領域では「どこの国の機器か」が以前より重視されやすいです。ここは、一般家庭よりも、自治体・企業・施設の話として効いてきます。
実務的には、規制そのものより調達ガイドラインや監査が先に動くことが多いです。つまり、「法律で全面禁止されてないから大丈夫」よりも、「取引先の基準でNGになった」が先に来ることがあります。ここ、地味に痛いんですよね。買った後に言われると、入れ替えコストが跳ねます。
「重要施設じゃない」でも巻き込まれるパターン
たとえば、あなたの会社が直接インフラじゃなくても、取引先が厳しい業界(金融、通信、医療、公共系)だと、その基準に引っ張られることがあります。さらに、海外取引が増えると「サプライチェーン全体のリスク管理」が求められて、カメラみたいな周辺機器も見られることがあるんです。
だから、現場の対策としては「いきなり全部捨てる」じゃなくて、まずは棚卸しがおすすめです。どこに何台あって、どのネットワークにつながっていて、誰が管理しているか。ここを把握するだけでも、次の一手が打ちやすくなります。
法人・施設の人は、次の確認が安心です。
- 官公庁案件・補助金・委託契約の調達要件
- 重要施設(電力・通信・金融など)に準じた社内ルール
- 海外取引先の監査チェック(NDAA準拠要件など)
判断に迷った時の「現実的な落としどころ」
私なら、まず“説明が必要な場所”から優先して置き換えます。例えば、受付・入口・重要室の前など。逆に、外部公開が少なく、ネットワーク分離が徹底できる場所なら、更新と隔離で延命する選択もあり得ます。ゼロか100かで決めず、リスクが高い場所から順に整えるのが現実的かなと思います。
注意:調達要件や監査基準は変わります。正確な情報は、契約書・調達ガイドライン・取引先の指定要件を確認し、必要なら専門家(法務・セキュリティ)に相談してください。
HIKVISION防犯カメラの商品ラインナップと選び方
HIKVISIONの防犯カメラって、シリーズ(思想)がはっきり分かれていて、用途に合わせて選ぶと失敗しにくいです。ここでは「商品(シリーズ/代表カテゴリ)」ごとに、スペックの見方・特徴・向いている設置場所をまとめます。
なお、型番ごとに細かい仕様(解像度、レンズ、赤外線距離、音声、PoE対応など)は変わります。数字はあくまで一般的な目安として捉えて、最終的には公式データシートや販売店の仕様表を必ず確認してください。
先に結論(選び方の軸)
- 夜に強い:ColorVu(カラー重視)/IR強化モデル
- 誤検知を減らす:AcuSense(人・車の判別)
- 広範囲を1台で:PTZ/TandemVu(全景+ズーム)
- 温度や見えない異常:サーマル(熱画像)
| 商品カテゴリ | ざっくり特徴 | 向く用途 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| ColorVu | 暗所でもカラーで見やすい | 夜間の店舗前・住宅外周 | 照明環境で差が出る |
| AcuSense | 人/車判別で誤検知が減りやすい | 屋外駐車場・出入口 | 設定が雑だと性能が出にくい |
| PTZ/TandemVu | 広範囲監視+ズーム追尾 | 工場・資材置場・広い敷地 | 設置位置と調整が重要 |
| サーマル | 熱で検知しやすい(暗闇も強い) | 侵入検知・火災予兆 | 高価、運用設計が必要 |
ColorVuシリーズ(夜でもカラー重視)

夜間の「見え方」を優先したいなら、ColorVu系が候補になります。赤外線で白黒になるタイプと違って、暗い場所でもカラーで映しやすい思想なので、服の色・車の色・人物の特徴が追いやすいのが強みです。ここ、気になりますよね。実際、トラブル時に欲しいのって“色の情報”だったりします。
スペックの目安
- 解像度:2MP〜8MP(フルHD〜4K相当が主流)
- 形状:タレット型/バレット型が多い
- 暗所対策:高感度センサー+補助光(モデルによりホワイトライト等)
- 接続:PoE対応モデルが多い(配線一本で電源+通信)
特徴
暗い場所で「カラーの証拠能力」を取りに行けるのが最大のポイントです。夜の玄関先や駐車場って、白黒だと情報量が落ちます。ColorVuは、照明が弱い場所でも色を残しやすいので、人物の特定や車両の識別に強くなります。
向いている用途
- 夜間の店舗前(客層・トラブル確認)
- 住宅の外周(不審者の服装・車両の色)
- 駐車場(車両識別、当て逃げの状況把握)
注意:ColorVuは「暗所でもカラー」を狙う分、設置場所の光環境(街灯、反射、逆光)で映り方が変わります。理想は、設置前に照度や照明の当たり方を確認して、必要なら補助灯や角度調整もセットで考えることです。
公式サイト:ColorVu
AcuSenseシリーズ(人・車判別で誤検知を減らす)
動体検知って便利なんですが、風で揺れる木、虫、雨、ヘッドライト、影…いろんな要因で通知が鳴りがちです。そこで「通知の質」を上げたい人に向くのがAcuSense系。人と車を判別して、不要なアラートを減らす方向のシリーズです。
スペックの目安
- 解像度:2MP〜8MP(モデル幅が広い)
- 機能:人・車両の分類、ラインクロス、侵入検知など
- 録画:NVR連携でイベント検索がしやすい構成が多い
特徴
ポイントは「検知したものを分類する」こと。通知の回数が減るだけで、運用ストレスがかなり減ります。毎回スマホを見て「また虫か…」となると、いざ本物が来た時に見逃しやすいんですよね。
向いている用途
- 駐車場・敷地入口(人と車だけ拾いたい)
- 裏口・搬入口(営業時間外の侵入検知)
- 通路(ラインクロスで通過検知をしたい)
ちょいコツ
検知エリアを広げすぎると誤検知が増えます。人・車判別があっても、まずは「検知する範囲」を絞るのが近道ですよ。
公式サイト:AcuSenseテクノロジーとは
PTZカメラ(パン・チルト・ズームで広範囲)
1台で広い範囲をカバーしたいならPTZ(首振り+ズーム)系が候補です。固定カメラを何台も置く代わりに、遠くをズームしたり、プリセットで巡回させたりできます。広い敷地の監視って、台数を増やすほど配線・録画・保守が増えるので、PTZの「台数削減」が効くケースがあります。
スペックの目安
- 光学ズーム:10倍〜30倍以上(モデルにより大きく差)
- 機能:プリセット巡回、パトロール、オートトラッキング(機種による)
- 設置:ポール・壁面・高所が多い
特徴
PTZの強みは、「普段は広く、必要な時は寄る」ができること。警備員がモニターを見て操作する環境だと特に相性がいいです。一方で、無人運用で「常に全方向を同時に見たい」なら固定カメラ複数台のほうが向くこともあります。
向いている用途
- 工場・資材置場(遠くの人物や車両を確認)
- 大型駐車場(出入口と場内を巡回監視)
- 施設の外周(重点箇所をプリセットで監視)
注意:PTZは設置位置が命です。高所に付けるほど範囲は広がりますが、顔の角度が付きすぎて識別が難しくなることもあります。どこを「証拠として残したいか」で、角度と距離を決めるのがおすすめです。
TandemVu(全景+ズームを1台に)

「PTZは寄れるけど、その間に別方向で何か起きたら見逃すのが不安」ってありますよね。そこで候補になるのが、全景カメラ(固定)とPTZ(ズーム)を組み合わせたTandemVu系の考え方です。常時の全体把握と、必要時の詳細確認を両立しやすいのが魅力です。
スペックの目安
- 構成:固定レンズ(広角)+PTZレンズ(ズーム)
- 運用:全景映像を見ながら、ズーム側で追う
- 用途:広い敷地の「見落とし」を減らしたい現場向け
特徴
現場目線で言うと、モニター監視の負担が減りやすいのが良いところです。全景で異常に気づいて、ズームで確認する流れが作れます。固定カメラを増やすより配線や録画の設計がシンプルになるケースもあります。
向いている用途
- 資材置場・倉庫外周(死角を減らしたい)
- 施設の入口広場(全体+人物確認)
- 大型店舗の駐車場(トラブルの流れを追いたい)
公式サイト:TandemVu
サーマル(熱画像)カメラ(暗闇・霧・侵入検知に強い)
最後にサーマル(熱画像)系。これは“映像がきれい”というより、検知の強さが武器です。暗闇や霧、逆光でも熱の差で検知しやすいので、侵入検知の精度を上げたい現場で候補になります。
スペックの目安
- センサー:可視光ではなく熱(赤外域)を使う
- 用途:侵入検知、境界監視、温度異常の監視(機種による)
- 価格帯:一般カメラより高めになりやすい
特徴
夜間の境界監視って、赤外線カメラでも限界があります。草むら、暗闇、遠距離、霧…そういう条件で「見える・見えない」を超えて、熱で“いるかどうか”を捉えるのがサーマルの強みです。火災予兆や設備監視まで含めると、単なる防犯以上の価値が出ることもあります。
向いている用途
- 敷地境界の侵入検知(暗闇・遠距離)
- 広い屋外の巡回監視(夜間の発見を優先)
- 温度管理や設備監視を兼ねたい現場(要件次第)
注意:サーマルは「設置して終わり」になりにくいです。どこを警戒線にするか、何度差でアラートを出すか、誤検知が出た時の運用をどうするか…設計が必要です。最終的な判断は専門家に相談するのが安心ですよ。
もしあなたが「家用に1台だけ」「店舗で入口とレジ」「工場で外周」みたいに用途が決まっているなら、その条件に合わせて“シリーズの当たり”を一緒に絞り込めます。設置環境(屋内外、夜の照明、ネット環境、録画の有無)も教えてくれたら、より現実的な選び方に落とし込みます。
HIKVISION防犯カメラの危険性どこの国まとめ
最後にまとめます。HIKVISION防犯カメラの危険性が話題になる理由は、単なる性能の良し悪しだけじゃなく、どこの国の企業かという地政学的な視点、NDAAやFCCなどの国際的な規制の流れ、さらに過去に指摘された脆弱性や運用上の注意点が重なっているからです。
とはいえ、ここで大事なのは「不安だから一律でダメ」と決めつけることではありません。むしろ重要なのは、あなたの環境で何を守りたいのかをはっきりさせることかなと思います。個人宅ならプライバシー、店舗なら売上や従業員の安全、オフィスなら機密情報や入退室管理など、目的によって最適な対策は変わります。
私がすすめる最小構成の守り方
- 更新できる状態を維持する(ファームウェア・アプリ・録画機の整合)
- ネットワーク分離で被害の横展開を防ぐ(VLAN・別ルーターでもOK)
- アカウント整理を徹底する(退職者・共有端末・権限の棚卸し)
一方で、官公庁案件や重要インフラ、海外取引が絡む法人の場合は、技術的な安全対策だけでは説明責任を満たしにくい場面もあります。その場合、非中国製や調達基準に準拠した製品への更改を検討するのが現実的です。価格だけで判断すると、あとから想定外の入れ替えコストが発生することもあるので、計画的な視点はかなり重要ですよ。
判断のコツ
- 公的領域・重要施設・海外取引があるなら、非中国製や準拠製品を優先
- コスパ重視なら、更新・隔離・強固な認証運用を前提にする
- 評判やESG配慮が必要な組織では、説明可能な調達を重視
そしてもうひとつ現場視点で言うと、防犯カメラは「何を選ぶか」だけでなく、誰が設置し、どう運用し、どこまでサポートされるかがかなり効きます。ここ、見落とされやすいんですよね。
オフィスのセキュリティをプロ品質で強化したい方へ
世界シェアNo.1として知られるHIKVISIONの正規モデルを中心に、導入・工事・運用・保守までワンストップで対応する専門サービスも存在します。
- 企業・店舗・倉庫・クリニックなど幅広い施設に対応
- 導入実績 約2,000件
- 対応エリア 全国対応
- 防犯カメラ取扱 10年以上
- 工事スピード 最短2日
- 現地調査 最短当日OK
防犯カメラの導入や見直しを検討中なら、コピー機王国のようなワンストップ対応業者に相談する選択肢も現実的かなと思います。機器選定だけでなく、配線・設置位置・ネットワーク設計までまとめて調整できるのは大きなメリットです。
この記事で触れた内容は、あくまで一般的な目安としての考え方です。実際の仕様やリスク評価は、機種・ファームウェア・設置環境によって変わります。正確な情報は公式サイトや正規代理店の資料を確認してください。不安が残る場合は、ネットワークやセキュリティの専門家へ相談し、あなたの環境に合った判断を行うのが最も安全です。


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