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X-30 IIIとX-S20どっちが正解?用途別おすすめ比較ガイド

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X-T30 IIIとX-S20どっちが自分に合うのか、ここ気になりますよね。スペックの違いや価格だけ見ても、どっちも魅力的で決め手が見つからない…という人は多いはずです。

特に、富士フイルムのXシリーズは「色が好き」「フィルムシミュレーションが楽しい」みたいな感性の部分と、「手ブレ補正ほしい」「動画もしっかり撮りたい」みたいな実用の部分が、同じくらい大事になりがちです。だからこそ、比較の仕方を間違えるとずっと迷います。

この記事では、比較の軸になりやすい手ブレ補正(IBIS)の有無、動画とVlog適性、バッテリー持ち、レンズ運用のしやすさまでまとめて整理します。レビューや作例を見比べる前に、まず「自分の撮り方」に合うほうを言語化できるようにしていきましょう。

読んだあとに「じゃあ自分はこっちでいこう」ってスッキリ決められるように、なるべく現場目線で、迷いポイントを潰していきます。

記事のポイント
  • スペックの違いで迷うポイント
  • 手ブレ補正や動画性能の向き不向き
  • 価格とコスパの考え方
  • おすすめユーザー像の整理
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  1. X-T30 IIIとX-S20どっちを選ぶ?
    1. スペックの違いを比較
      1. 結論:中身の頭脳は近く、身体が違う
      2. スペック表は差が出る項目だけ見ればOK
      3. 一次情報の確認ポイント
    2. デザインと操作性レビュー
      1. X-T30 III:ダイヤルが気持ちいい“写真機”
      2. X-S20:握って迷わず撮れる“実務機”
      3. モニター機構は撮影スタイルを分ける
    3. 画質とAF性能の評価
      1. まずは画質・AFに関わる基礎スペックを比較
      2. 画質は「差がない」と考えたほうが迷いが減る
      3. AFは“失敗率”に直結するから軽視しない
      4. AF性能に“環境差”を生むのがIBIS
      5. スナップと動体での考え方
    4. 手ブレ補正の有無を解説
      1. まずは手ブレ補正に関わるスペックを比較
      2. IBISが効くのは“暗所”と“動画”と“望遠”
      3. X-T30 IIIはIBISなし。じゃあ無理?
      4. ブレ対策の現実的な落としどころ
    5. 価格とコスパを検証
      1. 市場価格の比較(実勢目安)
      2. コスパは値段÷満足度で考える
      3. ボディ差額の使い道で決める
  2. X-T30 III X-S20どっちが最適
    1. 動画性能とVlog適性
      1. まずは動画性能に関わるスペックを比較
      2. Vlogで必要なのは「撮れる」より「撮り続けられる」
      3. X-T30 IIIの動画は“短尺・軽快”が気持ちいい
      4. 私のおすすめ運用
      5. 動画用途のざっくり判断
    2. バッテリー持ちをチェック
      1. バッテリーの差は「撮影の集中力」に出る
      2. X-T30 IIIは予備バッテリー運用で割り切るのが現実的
    3. レンズ相性と拡張性
      1. 軽快なセットを組むならX-T30 IIIが得意
      2. レンズを攻めるならX-S20の安定感が強い
    4. おすすめユーザー写真動画
      1. あなたがX-T30 III寄りなサイン
      2. あなたがX-S20寄りなサイン
      3. 迷ったときの最終チェック
    5. X-T30 III X-S20どっち結論
      1. あなたが決めるべきなのは「優先順位」だけ

X-T30 IIIとX-S20どっちを選ぶ?

ここでは、まず迷いの中心になりやすい「違い」をパッと整理します。結論を急がず、スペック・操作性・撮影の失敗率に直結する部分から順番に見ていきます。

大事なのは「性能が高いほうが正義」じゃなくて、「あなたの撮影シーンで失敗を減らせるほう」「持ち出す回数が増えるほう」を選ぶことです。ここが噛み合うと、買ったあとに後悔しにくいですよ。

スペックの違いを比較

X-T30 III

最初に押さえたいのは、画質の“土台”はかなり近いということです。両方とも富士フイルムのAPS-C機として、写真の基本性能は十分に高いクラスにいます。なので、単純な画質の優劣よりも、撮影できるシーンの幅運用のラクさで差が出ます。

結論:中身の頭脳は近く、身体が違う

この2台をざっくり言うと、X-S20はボディ内手ブレ補正(IBIS)大容量バッテリーが軸の「失敗しにくい万能型」。X-T30 IIIは軽量コンパクトダイヤル操作が軸の「撮る体験が楽しい相棒型」です。

ここで誤解しやすいのが「上位=X-S20、下位=X-T30 III」みたいな序列で考えること。実際は方向性が違うので、あなたの使い方次第で満足度が逆転します。例えば、日中スナップ中心で「軽いから毎日持ち歩ける」なら、それは実質的に最強のスペックです。逆に、夜や室内、子どもの発表会、動画など「失敗したくない場面」が多いなら、IBISとスタミナが強いほうが結果的に満足しやすいです。

先に結論だけ言うと
夜や室内、動画、長時間撮影の比率が高いほどX-S20が強く、日中のスナップ中心で持ち出し頻度を上げたいならX-T30 IIIが気持ちよくハマります。

スペック表は差が出る項目だけ見ればOK

スペック表を全部読むと疲れます。私は「撮影体験に直結する差」に絞って見るのがおすすめです。特にIBIS・バッテリー・サイズ重量・モニター機構・動画耐性は、使い心地に直結します。

比較項目X-T30 IIIX-S20
発売時期2025年11月2023年6月
センサーAPS-C X-Trans CMOS 4 有効約2610万画素APS-C X-Trans CMOS 4 有効約2610万画素
画像処理エンジンX-Processor 5X-Processor 5
ボディ内手ブレ補正なしあり 最大約7.0段
サイズ(幅×高さ×奥行)約118.4×82.8×46.8mm約127.7×85.1×65.4mm
重量(バッテリー・カード含む)約378g約491g
背面モニター3方向チルト式バリアングル式
バッテリー型番NP-W126SNP-W235
撮影可能枚数(CIPA目安)約380枚約750枚
動画最大記録6.2K/30p・4K/60p6.2K/30p・4K/60p
長時間動画耐性小型ボディのため熱制限あり冷却ファン対応で高耐熱
マイク端子2.5mm(変換必要)3.5mm
ヘッドホン端子USB-C変換3.5mm独立端子
操作系シャッター・露出ダイヤル中心PASMダイヤル中心
主な強み軽量・レトロ操作・携帯性IBIS・動画耐性・スタミナ

一次情報の確認ポイント

細かい仕様はファーム更新やアクセサリー対応で変わる可能性があります。だから、購入直前だけはメーカー公式の仕様表で最終確認するのが安全です。

(出典:富士フイルム公式 FUJIFILM X-T30 III 主な仕様)

注意
ここで書いている数値や対応は、一般的な目安として見てください。正確な情報は公式サイトをご確認ください。

スペック比較のコツは「差があるところだけ真剣に見る」こと。差がないところは、あなたの撮影結果にほぼ影響しないので、悩みの材料にしなくて大丈夫ですよ。

デザインと操作性レビュー

X-S20

この2台、スペックよりも「触った瞬間の好き嫌み」で決まる人がけっこういます。ここ、気になりますよね。カメラって道具なんだけど、毎回触るものなので、操作の気持ちよさが撮影頻度を左右します。

X-T30 III:ダイヤルが気持ちいい“写真機”

X-T30 IIIはクラシックなダイヤル操作が魅力で、シャッタースピードや露出補正を指先で回して決める感じが楽しいんですよ。電源を入れる前から「あ、今こういう露出で撮ろう」と考えられる、あのアナログ感が好きな人はドハマりします。撮影そのものを遊びにしたいタイプには刺さりやすいです。

さらに、フィルムシミュレーションを“呼び出す”行為が、メニュー操作じゃなくて物理操作だとテンポがいいです。撮影中に「ちょっと雰囲気変えたいな」って思ったとき、いちいち画面を掘らなくてもいい。これ、スナップだと地味に大きい差です。

X-S20:握って迷わず撮れる“実務機”

一方のX-S20は、いわゆる一眼レフ的なグリップとPASM系の操作で、迷わず設定を変えられる実務寄り。特に、写真と動画を行き来する人は、カスタム設定が効いてくるので、撮影の切り替えが速いのが良いところです。日常の中で「今は写真」「次は動画」って切り替える人にとって、操作の迷いが減るのは強いです。

グリップが深いので、レンズが少し大きくなっても安定しやすいです。長時間の撮影で手が疲れにくいのもポイント。カメラの重量は軽いほうがいいと思いがちですが、実は「持ちやすさ」があると結果的にラクなこともあります。

操作性で迷ったらこの一言

X-T30 IIIは「ダイヤルを回して撮る快感」、X-S20は「迷わず結果を出す道具感」です。

モニター機構は撮影スタイルを分ける

ついでにモニターの機構も大事です。自撮りやVlogを想定するなら、バリアングルのX-S20が圧倒的に便利。画面を自分側に向けられるだけで、構図ミスやピントミスの確率が下がります。

一方で、写真のフレーミングが気持ちいいのはチルトのX-T30 IIIという意見も多いです。ストリートや風景で、サッと角度を変えて撮りたいとき、チルトはスピード感が出ます。あなたが「自撮りするか」「縦動画をよく撮るか」「ローアングルを多用するか」で、好みがはっきり分かれるポイントです。

操作性はスペック表に出ない“相性”です。可能なら店頭で握って、ダイヤルの感触とグリップの深さを試すのが一番早いですよ。

画質とAF性能の評価

画質については、どちらも富士フイルムらしい色の出方を楽しめます。正直、A3くらいまでのプリントやSNS用途なら「どっちでも十分すぎる」人が大半です。ここで差が出るのは、撮影中のストレス、つまりピント合わせの安心感と、連写や追従の安定感ですね。

まずは画質・AFに関わる基礎スペックを比較

評価を感覚論にしないために、まずは画質とAFに直結する主要スペックを整理しておきます。

比較項目X-T30 IIIX-S20
センサーAPS-C X-Trans CMOS 4APS-C X-Trans CMOS 4
有効画素数約2610万画素約2610万画素
画像処理エンジンX-Processor 5X-Processor 5
常用ISO感度ISO160~12800ISO160~12800
拡張ISOISO80~51200ISO80~51200
AF測距点最大425点最大425点
被写体検出AF人物・動物・鳥・乗り物対応人物・動物・鳥・乗り物対応
連写速度(メカ)最大約8コマ/秒最大約8コマ/秒
連写速度(電子)最大約20コマ/秒(クロップ)最大約20コマ/秒(クロップ)
動画AF被写体検出対応被写体検出対応
ボディ内手ブレ補正なしあり 最大約7.0段

この表を見て分かる通り、センサー・画素数・画像処理エンジン・AFアルゴリズムは完全に共通です。つまり、純粋な「写る画質」と「AFの賢さ」は基本的に同等と考えて問題ありません。

画質は「差がない」と考えたほうが迷いが減る

画質で悩むときって、だいたい「センサーがどう」とか「解像感がどう」とか気になります。でもこのクラスは、普通に撮って普通に見返す分には、どちらも満足できる写りをします。なので、画質を理由に決めるより、どんなシーンをよく撮るかに寄せたほうが後悔しにくいです。

両機とも約2610万画素のX-Trans CMOS 4センサーを採用しています。この画素数は、A3ノビ印刷でも余裕があり、SNS用途では完全にオーバースペック寄りです。さらに裏面照射型センサーなので、高感度耐性も良好。ISO3200〜6400でも実用域が広く、夜のスナップでも安心して使えます。

また、画像処理エンジンが最新のX-Processor 5で統一されているため、ノイズ処理・色再現・階調表現も同一世代。RAW現像耐性もJPEGの色表現も、どちらを選んでも同じ世代のクオリティが得られます。

富士フイルムの強みは、撮って出しのJPEGが気持ちいいところ。フィルムシミュレーションは、写真の雰囲気づくりを「撮影の時点」で完結させやすいです。RAW現像をガッツリやらない人でも、撮影体験が楽しくなるのがXシリーズの良いところかなと思います。

画質面の結論
純粋な写りの差はほぼゼロ。違いは「どう撮れるか」で出ます。

AFは“失敗率”に直結するから軽視しない

AFは人物・動物・乗り物などを追える被写体検出が便利で、日常のスナップや旅行でも歩留まりが上がります。特に家族やペットが相手だと、ピントの迷いが減るだけで撮影の満足度が一段上がります。写真って、失敗したカットが増えるほど気持ちが萎えるので、ここは意外と重要です。

AF測距点は最大425点。画面全域をカバーするため、構図の自由度が高く、被写体をフレーム端に置いてもピントが合います。さらにX-Processor 5のAI被写体検出により、顔・瞳検出だけでなく、動物・鳥・車・電車なども自動認識します。

つまり、AFの賢さ自体はX-T30 IIIとX-S20で同一レベルです。ではどこで差が出るかというと、「AFが働く環境条件」です。

AF性能に“環境差”を生むのがIBIS

暗所ではシャッタースピードが落ちてブレやすくなるし、被写体が動くと被写体ブレも増えます。つまり、暗所での成功率は「AF+ブレ対策」のセットで考える必要があります。

ここで効いてくるのが、X-S20に搭載されている最大7.0段のボディ内手ブレ補正(IBIS)です。IBISがあることで、低速シャッターでもファインダー像が安定し、AFの追従演算が安定します。結果として、暗所や望遠域でのAF成功率が実写レベルで向上します。

一方、X-T30 IIIはIBIS非搭載のため、暗所ではシャッタースピードを上げるか、ISOを上げるか、レンズ側OISに頼る必要があります。AFアルゴリズムは同じでも、ブレの影響を受けやすいため、厳しい条件ではX-S20のほうが歩留まりが高くなります。

注意
AF性能そのものは同等ですが、暗所・望遠・動画ではIBISの有無が実写成功率に差を生みます。

スナップと動体での考え方

スナップなら、AFが迷わないだけで快適さが上がります。動体(子ども、ペット、スポーツ)なら、追従に加えて“撮り続けられる体力”も効いてきます。ここで、ボディが大きめで熱や電源に余裕がある機種のほうが安定しやすいこともあります。

X-S20は大容量バッテリーと放熱設計により、連写・動画AF・長時間追従でのパフォーマンス低下が起きにくい設計です。AF演算はプロセッサーが同じでも、長時間使ったときの安定性はX-S20が有利になります。

逆に、X-T30 IIIは軽量ボディゆえ、スナップや短時間撮影で最高の機動性を発揮します。撮影テンポが速く、街歩き中心なら、AFの速さとボディの軽快さが噛み合って非常に快適です。

AF評価の最終結論

  • AFの賢さそのものは両機同等
  • 暗所・望遠・動画ではIBIS搭載のX-S20が成功率で有利
  • 日中スナップ中心ならX-T30 IIIでも十分高速で快適

もちろん、撮影条件やレンズでも体感は変わります。なので私は「AFの差」よりも、「撮影条件の厳しい場面が多いかどうか」を先に聞きます。厳しい場面が多いなら、次の手ブレ補正の話が効いてきます。

手ブレ補正の有無を解説

ここが最大の分かれ道。X-S20のIBISは、夜のスナップ、室内、手持ち動画で効きます。特に手ブレ補正のない単焦点をよく使う人は、IBISがあるだけで撮影の成功率が上がりやすいです。ここ、正直に言うと「後から欲しくなる」機能の代表格です。

まずは手ブレ補正に関わるスペックを比較

感覚的な話になる前に、IBISの有無がどれくらいの差を生むのか、数値で整理しておきます。

比較項目X-T30 IIIX-S20
ボディ内手ブレ補正(IBIS)非搭載搭載(5軸補正)
補正効果最大約7.0段分
レンズ側手ブレ補正(OIS)OIS搭載レンズで対応OIS搭載レンズ+IBIS協調制御
動画時電子手ブレ補正あり(画角クロップあり)あり(IBIS+電子補正併用可)
手持ち低速シャッター耐性目安焦点距離換算1/焦点距離が基本理論上1/8〜1/2秒付近まで実用域

ポイントは、X-S20は最大約7段分の補正効果を持つIBISを搭載していることです。 これは理論上「本来1/125秒が必要な場面で、1/2秒付近まで手持ちで粘れる可能性がある」レベルの差です。

IBISが効くのは“暗所”と“動画”と“望遠”

手ブレ補正って、単に「ブレない」だけじゃなくて、撮り方の自由度が増えます。夜景や室内でシャッタースピードを落としても粘れるので、ISOを無理に上げずに済む場面が増えます。結果として、ザラつきが少ない写真になりやすい。これは地味に嬉しいです。

例えば、35mm換算50mm付近の単焦点で夜の室内を撮る場合、IBISなしなら1/60秒以上が安全圏。でもIBISが7段効くと、理論上は1/2秒付近でも実用カットが狙えます。ISOを3200ではなく800で済ませられる場面が生まれるわけです。

さらに動画。手持ち動画は、微振動が積み重なって「見ていて酔う映像」になりがちです。IBISがあると、最低限の安定感が作りやすい。もちろんジンバルほどではないですが、Vlogで「歩きながら撮る」みたいなシーンは、IBISの有無で見栄えが変わることが多いです。

IBISが生む実写的メリット

  • 暗所でISOを上げすぎずに済む
  • 望遠レンズでもファインダー像が安定
  • 動画の微振動が大幅に減る

X-T30 IIIはIBISなし。じゃあ無理?

逆にX-T30 IIIはIBIS非搭載なので、暗い場所ではシャッタースピードを上げる、ISOを上げる、手ブレ補正付きのレンズ(OIS)を使う、三脚を使う、などの工夫が必要になります。ここで勘違いしやすいのが「IBISがない=使えない」ではないこと。日中スナップなら、シャッタースピードも稼げますし、そもそもブレにくいです。

また、XC・XFの多くのズームレンズにはOISが搭載されています。この場合、レンズ側補正だけでも2〜4段程度の補正効果が得られるので、日中〜夕方の撮影では実用上問題になるケースは少ないです。

ただ、夜の街スナップで単焦点を使う、室内で家族を撮る、動画をよく撮る…こういう人には、IBISがないことが“地味に効いてくる”可能性があります。撮影に慣れている人ほど工夫でカバーできますが、慣れていないとストレスになりやすいんですよね。

注意
IBISがない場合、暗所・望遠・動画の同時条件が重なるほど失敗率が上がりやすくなります。

ブレ対策の現実的な落としどころ

私のおすすめは「あなたがよく使うレンズ」を想像することです。手ブレ補正つきズームを主に使うなら、IBISがなくても問題が出にくいことがあります。逆に、手ブレ補正なし単焦点を多用するなら、IBISの価値は一気に上がります。

「自分はどっち派かな?」と迷ったら、過去の写真フォルダを見返して、夜・室内・イベントが多いかどうかをチェックすると早いですよ。撮影条件が厳しい写真が多いなら、ブレ対策の優先度は自然と上がります。

手ブレ補正の最終結論
IBISは「なくても撮れる」けど、「あると撮れる写真と動画の幅が確実に広がる」機能です。

価格とコスパを検証

価格は時期や販路で動くので、ここでは考え方を整理します。X-T30 IIIはボディ価格を抑えつつ、軽さと操作性に価値を寄せたモデル。X-S20は価格が上がる代わりに、IBISやバッテリーなど「失敗を減らす装備」にコストが乗っています。

市場価格の比較(実勢目安)

まずは、現在のボディ単体の実勢価格を目安として比較してみましょう。価格は店舗やキャンペーンで変動するため、あくまで参考値としてご覧ください。

モデル実勢価格目安(ボディのみ)発売時期価格帯の印象
FUJIFILM X-T30 III約136,000円〜約153,000円2025年11月比較的手が届きやすい価格帯
FUJIFILM X-S20約179,000円〜約185,000円2023年6月IBIS搭載機として標準的な価格帯

この表から分かるように、X-S20はX-T30 IIIよりおおよそ3〜5万円前後高い価格帯で推移しています。この価格差は、ボディ内手ブレ補正や大容量バッテリー、動画向け端子構成などの装備差を反映したものと考えてよいでしょう。

2026年1月時点
2026年1月時点

注意
価格は在庫状況、為替、キャンペーンにより日々変動します。あくまで一般的な目安として捉えてください。

コスパは値段÷満足度で考える

カメラのコスパって、単純に「安い=正義」じゃないんですよね。あなたにとってのコスパは、撮影の成功率が上がること、撮影が楽しくなること、持ち出し頻度が増えること、これらが複合して決まります。

例えば、X-S20は最初の支払いが増えても、暗所や動画での失敗が減れば、ストレスが減って撮影が続きます。逆にX-T30 IIIは、軽いから持ち出し回数が増えて、結果として写真が上達していく人もいます。これ、かなりあります。

コスパの判断軸

  • 動画や暗所が多いなら、IBISとバッテリー込みでX-S20は元が取れやすい
  • 持ち歩かない高性能は意味が薄いので、携帯性で出番が増えるならX-T30 IIIは強い
  • レンズに予算を回したいなら、ボディ差額をどう使うかで満足度が変わる

ボディ差額の使い道で決める

ボディ差額をどう使うかで、あなたの満足度は大きく変わります。例えば、X-T30 IIIを選んで差額をレンズに回すのは、めちゃくちゃ賢い選択です。レンズは写りや表現を大きく変えるので、そこで満足度が跳ね上がる人は本当に多いです。

逆に「ブレやすい環境で撮る」「動画が多い」「旅行やイベントで充電を気にしたくない」なら、X-S20の装備が差額に見合う可能性は高いです。つまり、あなたの撮影の困りごとをお金で解決できるなら、その投資は意味があります。

最終確認
購入前は販売店の最新価格に加えて、保証や在庫状況も含めて比較してください。正確な情報は公式サイトをご確認ください。不安がある場合は店頭で実機に触れて決めるのもおすすめです。

価格だけに引っ張られず、「自分が撮りたい写真や動画を一番ラクに実現できるほう」を選ぶのが、結果的に一番コスパが良い選び方ですよ。

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X-T30 III X-S20どっちが最適

ここからは、写真だけじゃなく動画や運用面まで含めて「あなたの用途だとどっちが勝ちか」を詰めます。撮影スタイル別に当てはめていけば、かなりスッキリ決まります。

このパートは「あなたの生活に合うのはどっち?」を決める時間です。スペックを眺めるより、使うシーンを想像しながら読んでみてください。

動画性能とVlog適性

動画やVlogをやるなら、基本的にX-S20が有利です。理由はシンプルで、バリアングル液晶で自分を確認しながら撮れるのと、IBISで手持ちの揺れが減るから。さらにマイクやモニタリング運用を考えると、端子周りも含めてX-S20のほうが安心です。

まずは動画性能に関わるスペックを比較

動画の得意不得意は感覚論ではなく、まずスペックを見れば方向性がはっきりします。

比較項目X-T30 IIIX-S20
動画最大解像度6.2K / 30p6.2K / 30p
4K記録4K / 60p(クロップあり)4K / 60p(クロップあり)
フルHDハイスピード最大240p最大240p
色深度4:2:2 10bit 内部記録4:2:2 10bit 内部記録
ログ撮影F-Log / F-Log2F-Log / F-Log2
背面モニター3方向チルトバリアングル
ボディ内手ブレ補正なし(電子補正のみ)あり 最大約7.0段
冷却ファン対応非対応対応(外付けファン装着可)
マイク端子2.5mm(変換必要)3.5mm
ヘッドホン端子USB-C変換3.5mm独立
バッテリーNP-W126SNP-W235
動画連続記録耐性熱・バッテリー制約あり長時間撮影に強い

表を見て分かる通り、解像度・色深度・ログ撮影といった「画そのもののスペック」は同等です。 つまり、完成映像の“画質差”はほぼ出ません。 ではどこで差が生まれるかというと、撮影を続けられるかどうか、この一点です。

Vlogで必要なのは「撮れる」より「撮り続けられる」

動画って、実は“画質のスペック”よりも“運用のしやすさ”が勝ちます。例えば、話しながら撮るときに自分の顔が見えるか。撮影中にバッテリーが心配にならないか。録画が熱で止まりにくいか。こういうところが積み重なって、撮影が続くかどうかが決まります。

X-S20はバリアングル液晶を搭載しているので、自分の表情・構図・ピントをリアルタイムで確認できます。Vlogではこれだけでピンボケ・構図ミスの失敗率が激減します。

さらにIBISがあることで、手持ち撮影の細かな揺れを機械的に吸収。電子手ブレ補正だけに頼るX-T30 IIIより、歩き撮り映像の安定感が一段上になります。

加えてNP-W235の大容量バッテリーと、外付け冷却ファン対応によって、長時間収録でも録画停止が起きにくい設計です。 Vlogで「話が乗ってきたところで録画停止」は、正直かなり萎えます。ここを防げるのは大きな強みです。

X-S20がVlogで有利な理由

  • 自撮り確認できるバリアングル
  • IBISで歩き撮りが安定
  • 大容量バッテリーで電池切れ不安が減る
  • 冷却設計で長回しに強い
  • マイク・ヘッドホン端子がそのまま使える

X-T30 IIIの動画は“短尺・軽快”が気持ちいい

X-T30 IIIも高画質な動画自体は狙えます。ただ、小型ボディは長回しで熱やバッテリーの制約が出やすいので、Vlogやインタビューで「回しっぱなし」を想定する人ほど、実務面で差が出ます。

一方で、この小型軽量ボディは「持ち出せる=撮れる」に直結します。 旅先でサッとカメラを構えて、10〜30秒の記録動画を積み重ねる。 この使い方なら、X-T30 IIIの軽さは大きな武器です。

さらに、電子手ブレ補正(DIS)を使えば簡易的な揺れ補正も可能です。画角はクロップされますが、短尺記録なら十分実用範囲です。

X-T30 IIIの動画が向く使い方

  • 旅先の短い記録動画
  • 日常のワンシーンをサッと撮る
  • 長時間収録はしない

私のおすすめ運用

動画が主役ならX-S20。X-T30 IIIは「たまに短く動画も撮る」くらいが気持ちいいです。

動画用途のざっくり判断

  • 自撮り・Vlogが多い:X-S20が有利
  • 手持ちで歩き撮りが多い:IBISのあるX-S20が安心
  • 旅先で短い記録動画を増やしたい:軽いX-T30 IIIも相性が良い

最終確認
動画仕様や対応アクセサリーは更新される場合があります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。最終的な判断は、必要であれば販売店や詳しい専門家にも相談してください。

バッテリー持ちをチェック

バッテリーは地味だけど、満足度に直結します。撮影中に電池を気にしなくていいだけで、シャッター回数が増えるんですよね。X-S20は大容量バッテリーが強みで、旅行やイベントでも余裕が出ます。

バッテリーの差は「撮影の集中力」に出る

バッテリーって、数値以上にメンタルに影響します。残量が減ると「あと何枚撮れるかな…」って気になって、攻めたカットを撮らなくなる。これ、もったいないです。X-S20のようにスタミナがあると、撮影の迷いが減って、結果的にいい写真が増えます。

特に旅行は、充電環境が読めない場面もあります。モバイルバッテリーで給電できるとしても、ケーブルや運用が増えると面倒になりがち。だから、バッテリーに余裕があるのは、それだけで“安心装備”なんですよ。

X-T30 IIIは予備バッテリー運用で割り切るのが現実的

X-T30 IIIは軽い分、予備バッテリーを持つ前提になりやすいです。とはいえ、軽快さと引き換えなので、ここを許容できるかどうか。あなたが「撮影中に充電の心配をしたくない」タイプなら、X-S20のほうがストレスが少ないと思います。

一方で、予備バッテリーを1〜2個持つのが苦じゃない人なら、X-T30 IIIでも十分回せます。むしろ、軽いボディ+小さい予備バッテリーという発想で、全体の荷物を最適化するのもアリです。

注意

バッテリー持ちは撮影設定や温度、通信設定で大きく変わります。あくまで目安として考えてください。

私の感覚だと、長時間のイベント撮影や動画が多い人ほど、バッテリーの差は“後から効いてくる”ポイントです。買う前に、あなたの撮影スタイルを一回だけ振り返るのがおすすめです。

レンズ相性と拡張性

レンズ運用まで見ないと、ボディ選びは片手落ちになりがちです。X-T30 IIIは軽いので、小型単焦点や軽量ズームと組み合わせると最高に気持ちいいです。逆に、大きい望遠ズームを付けるとフロントヘビーになりやすく、持ちにくさを感じる人もいます。

軽快なセットを組むならX-T30 IIIが得意

X-T30 IIIの強みは、ボディ単体の軽さだけじゃなくて、システム全体を軽くできることです。軽いボディに小型単焦点を付けると、首から下げても苦になりにくいし、カバンに入れても「まあ持っていくか」ってなります。これが、撮影回数を増やしてくれるんですよね。

スナップが多い人ほど、持ち出しの心理的ハードルは重要です。撮影テクニックより先に「持って出る」が勝つこと、普通にあります。

レンズを攻めるならX-S20の安定感が強い

X-S20は深めのグリップがあるので、大きめのレンズでも安定しやすいです。さらにIBISがあるので、手ブレ補正のない単焦点やオールドレンズも使いやすくなります。これが地味に楽しい。古いレンズって味があるんですが、ブレやすいことも多いので、IBISがあると歩留まりが上がりやすいです。

望遠ズームや大きめの標準ズームをよく使うなら、ホールド感の差は撮影の疲れに直結します。ここは数字より体感なので、可能なら握ったほうが早いです。

レンズで決めるなら

  • 軽い単焦点中心:X-T30 IIIが気持ちいい
  • 望遠ズームや重めレンズ:X-S20がラク
  • 手ブレ補正なし単焦点を多用:X-S20が安心

レンズはボディより長く使うことが多いです。だから私は、レンズの運用から逆算してボディを決めるのを推します。

富士フイルムXシリーズ全体の立ち位置や用途別の選び方を広く整理したいなら、参考として富士フイルムXシリーズの違いと用途別おすすめ比較も合わせて読むと、選択がさらにラクになります。

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最後は「あなたがどっち側か」をはっきりさせましょう。私は相談を受けるとき、スペック表より先に、この質問をします。ここを整理できると、迷いが一気に減りますよ。

あなたがX-T30 III寄りなサイン

  • とにかく軽いほうがいい
  • 日中スナップや街歩きが多い
  • ダイヤル操作が好き
  • 動画はサブでOK

このタイプは、撮影のテンポが大事です。軽い=出番が増えるので、結果として作品が増えます。写真は「撮った枚数が正義」みたいなところもあるので、ここにハマる人はX-T30 IIIで満足しやすいです。さらに、JPEG撮って出しで色を楽しみたい人も相性が良い。PC作業を減らして、撮ることに集中できます。

あなたがX-S20寄りなサイン

  • 夜や室内、イベントが多い
  • 動画やVlogをしっかりやりたい
  • バッテリーを気にせず撮りたい
  • レンズをいろいろ試したい

このタイプは「確実に残す」ことが価値です。イベントや旅行は撮り直しができないので、失敗率が下がる機材を選ぶのは合理的。動画を絡めるなら、運用のしやすさが効いてきます。IBISとバリアングル、バッテリーの余裕は、撮影ストレスを減らしてくれます。

「万能さ」だけで選ぶならX-S20が強いです。でも、軽さが正義の人はX-T30 IIIのほうが出番が増えることも多いので、生活の中でどっちを持ち出すかを想像するのが一番です。

迷ったときの最終チェック

もしそれでも迷うなら、「これから撮りたいもの」を紙に書いてみてください。過去ではなく未来です。旅行で動画を増やしたい、子どもをブレずに撮りたい、夜の街スナップをやりたい。ここが明確になると、機材の答えも自然に出ます。

もしX-T30 IIIを候補に入れているなら、同じX-T系の上位寄りモデルとの違いも知っておくと判断しやすいです。気になる人はX-T30 IIIとX-T50の違いと選び方も参考にしてみてください。

X-T30 III X-S20どっち結論

私の結論は、こうです。撮影体験の楽しさと携帯性を最優先するならX-T30 III、失敗の少なさと動画・暗所への強さを最優先するならX-S20。これでほぼブレません。

あなたが決めるべきなのは「優先順位」だけ

カメラ選びって、結局は優先順位です。軽さと操作の楽しさを優先するか、失敗を減らして確実に残すことを優先するか。どっちも正解なので、あなたの生活に合うほうを選べばOKです。

私のおすすめは、あなたの撮影の中で「失敗したら一番困る場面」を思い出すこと。夜の室内?イベント?動画?そこが多いならX-S20の安心感は強いです。逆に、日常スナップが中心で「持ち出さないと始まらない」なら、X-T30 IIIの軽さは武器になります。

迷いが残る場合は、次の2つだけ確認してください。

最後のチェック項目

  • 夜・室内・動画の比率は高い? → 高いならX-S20が安心
  • 軽さがないと持ち出さない? → そうならX-T30 IIIが正解

注意

最終的な仕様や対応アクセサリー、価格は変動します。正確な情報は公式サイトをご確認ください。購入判断に不安がある場合は、販売店スタッフなど専門家に相談するのもおすすめです。

ちなみに「スナップ用途での軽さや総重量の考え方」をもう少し深掘りしたい人は、参考としてスナップカメラのおすすめ機種ガイドも役に立つと思います。

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